株主・投資家情報

社長メッセージ

代表執行役社長
浅見 正男

荏原グループは、1912年にポンプメーカーとして創業して以来、社会のニーズを捉えた製品を開発、製造、販売することで事業を拡大し、世界中で生活や産業に必要な様々な流体を送り続け、社会や地球環境の維持、改善に貢献してきました。
その後、環境プラント事業に参入し、1985年には精密・電子事業を立ち上げました。いずれも荏原グループが培ってきた技術力をベースに、新たなチャレンジを行うことで築き上げた事業です。事業の発展にともない、当社がカバーする領域と地域も、製品からサービス&サポートへ、生産は日本から世界各地へ拡大してきました。

今、事業を取り巻く環境は世界中で目まぐるしく変化しています。こうした中、これからの荏原グループのミッションは、「技術で、熱く、世界を支える」ことです。全事業、業務領域でのビジネス感度を高め、変化にスピード感を持って果断に取り組むことで、成長への飽くなき挑戦を続けます。そしてこれを「熱く」、「誠実に」そして「粘り強く」、世界中で密度を上げ、広げていきます。また、性別、国籍などの違いにかかわらず、従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる「競争し、挑戦する企業風土」を確立し、世界トップクラスの産業機械メーカを目指します。

荏原グループの成長に向けて

精密・電子事業は、2030年に向けて、着実な成長が見込まれる半導体を主とした電子部品産業を先端技術開発で支え続け、「ICAC5」(IoT、Cloud、AI、Car、5G:アイカックファイブ)が実現する豊かで持続可能な社会の構築に貢献していきます。風水力事業は、原油価格のプラント投資への影響など外部環境の変化はあるものの、お客様が安心して当社製品を選定し、ご使用いただけるよう、流体技術に一層の磨きをかけるとともに、安定した利益を上げ続けるために必要な取組を継続していきます。環境プラント事業は、持続可能な低炭素社会の実現とそれを支え続けていくために、引き続き独自の技術開発、サポート体制を強化していきます。
荏原グループは、これらの3つの異なる事業を持つメリットを生かし、それぞれの収益性と事業基盤を更に強化することで、グループ全体の安定性を上げ、経営方針の達成と企業価値のさらなる向上を図ります。

「E-Plan2019」の進捗状況

2017年4月にスタートさせた中期経営計画「E-Plan 2019」では、全事業の収益性を徹底的に改善することを目標とし、「成長への飽くなき挑戦」を実施する期間と位置付けました。スタートから2年が経過し、本年は3年目の最終年度となりますが、目標とした収益性の改善目標の達成は困難な見通しです。
特に風水力事業では、継続的に売上高営業利益率を向上・改善することが必要です。
風水力事業の市場である石油・ガス市場ではプラント投資の遅れなどがありましたが、それら外部環境に改善の兆しが見えつつあり、当社は、2019年以降も”挑戦”をキーワードに収益性改善のための各施策を推し進め、2020年以降の成長につなげていきます。

(1)重要経営指標:投下資本利益率(ROIC)

(2)事業遂行上の重点指標:売上高営業利益率

グループ全体でのROIC8.0%以上を達成すべく、各事業において売上高営業利益率を「事業遂行上の重点指標」と位置付けます。