ポンプ性能は10~20%程度の余裕を持って選定されることが一般的です。ポンプは誘導電動機で駆動されることが多く、電源周波数(50/60Hz)に基づいた定速回転で運転されます。運転性能はバルブ等で調整するため、余った性能はバルブ等で浪費され、ポンプとしては過剰な状態で運転しているのが現状でした。インバータにより回転数を調節することで、必要な性能にポンプを合わせることができるので、誰でも簡単に省エネすることが可能になります。
これまで出力の小さなポンプに別途コストをかけてインバータを採用するケースはわずかでした。だからこそ当社が提供しているポンプを「インバータ内蔵PMモータ」へ切り替えていくことで、日本全体の電力消費量の大幅削減が期待できます。
日本の電力消費量削減へ「インバータ内蔵PMモータ」の開発
「インバータ内蔵PMモータ」で脱炭素社会に貢献する
インバータで回転数を調節して省エネを実現
別途スペースを確保することなく設置可能
日本の電力消費量削減へ貢献する
荏原の汎用型ポンプの年間生産台数は世界で約130万台以上。1台ごとの省エネ効果は小さいかもしれませんが、工場全体、地域全体、日本全体、そして世界へと規模を大きくしていけば、その省エネ効果は非常に大きなものになります。今後はより多くのお客さまに快適に使っていただけるように、さらにラインナップの拡充を図り、業界におけるチェンジメーカーとして、そして、日本の電力消費量削減の大きな一手として、カーボンニュートラルに向けた取り組みをさらに加速していきます。