所在地:埼玉県春日部市
最大吐水量:200㎥/秒
設置台数:4台
型式:立軸渦巻斜流ポンプ VLZGT型
中川と綾瀬川の一帯は、昔から浸水被害に悩まされていた地域です。これは、利根川、江戸川や荒川といった大河川に囲まれたお皿のような低い地形であり、河川の勾配が緩やかで水が溜まりやすいといった特長によるものです。
そこで、浸水被害を軽減する目的で、大雨により増水した水を地下トンネルに取り込み、江戸川に排水する首都圏外郭放水路が誕生しました。
地下約50m、全長6.3Kmにおよぶ世界最大級の地下放水路、5つの河川から巨大な立坑に取り込まれた水は、調圧水槽(地下神殿)を通って、荏原の巨大な4台のポンプの力で江戸川に排水します。
直径約 30m、深さ約70m
パルテノン神殿のような59本の鉄筋コンクリートの柱で天井を支えると共に、揚力による調圧水槽の浮き上がりを押さえています。
直径3.8mもの羽根車が地下神殿に集められた水を江戸川に流します。
写真提供:国土交通省関東地方整備局江戸川河川事務所
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