“熱と誠”は、創業者である畠山一清が、創業期より唱えてきた言葉です。
彼は常に「熱=熱意」をもって人や仕事と向き合い、創意工夫を重ねながら、社会とお客様の期待に「誠=誠心誠意」向き合い、高めた技術で事業を通じて社会にプラスとなる価値を提供することで、社会のために貢献することを荏原の基本精神と捉え、共に働く社員にも求めました。
「熱」とは熱意をもって人や仕事と向き合い行動すること。与えられた仕事をただこなすのではなく、常にチャレンジしながら創意工夫を重ねることを意味します。
それらは技術に結実し、荏原にとって成長のエンジンとなりました。
「誠」とは誠心誠意取り組む姿勢のこと。一人一人が社会やお客様、そして自らの技術に対して誠実であると同時に、共通の目的のために全員が一丸となれる人の和があることを意味します。
それらは一体となって技術に結実し、荏原にとって永続のエンジンとなりました。
“熱と誠”の精神は、社会とお客様の期待に応え続けることに責任・誇り・気概を生みながら現在も受け継がれています。“熱と誠”の精神のもと、社会のために貢献する―――それこそが荏原グループの存在意義です。
創業者 畠山一清
荏原の創業者・畠山一清(はたけやまいっせい)は、1881(明治14)年、石川県金沢市に士族であり殿様の末裔として生を受けました。東京帝国大学工科大学機械工学科(現在の東京大学工学部)に進み、渦巻ポンプの世界的権威・井口在屋博士に師事。後に株式会社荏原製作所を設立。
能楽と茶の湯を嗜み、蒐集した美術品を公開する畠山記念館(現在の荏原 畠山美術館)を創立したことでも知られています。