2020年08月25日
ドイツ フランクフルト空港に納入されている荏原製品
EPE社のステンレス製ポンプは、セットメーカ市場の世界中のお客さま向けに納入されており、今後も成長が見込まれるビジネスです。EPE社は2016年にセットメーカ市場に特化したIBUを立ち上げました。そして、それぞれのお客さまに対し、迅速で、柔軟かつ信頼性あるサービスとオーダーメードのソリューションを提供することで事業規模を拡大しています。
イタリアのガンベラーラにあるEPE社には、主にヨーロッパ市場をターゲットとする専任チームが編成されています。同オフィスに所属するIBUのチームは、最適なソリューションを提供するため、設計のみならず、生産計画、製番管理、受注管理、組立、評価試験など、製品開発に関わるすべての機能を有しています。複雑な技術上の問題にも迅速に対応できるよう、ヨーロッパ各国の専任営業員がイタリアのIBUチームと直接やり取りしています。
また、荏原グループの海外生産拠点でもあるEPE社のIBUは他のグループ会社にも製品・サービスを提供しており、イタリア以外の海外市場においても、冷却装置の大手メーカをはじめとした各セットメーカとの契約締結に成功しています。
IBUのミッションは、セットメーカ市場のお客さまに、迅速で、柔軟かつ信頼性あるサービスとオーダーメードのソリューションを提供し、高い顧客満足度を獲得することです。IBUのチームを率いるマネジャーのSven Peter Erbesは次のようにコメントしています。
「過去4年間、私たちはセットメーカ市場で大きくシェアを伸ばして来ました。荏原の強みは、108年の会社の歴史の中で蓄積してきた技術と製品品質にあります。日本の標準ポンプの市場での確固たる納入実績と、トップのシェアを誇る荏原は、ヨーロッパや他国においてもまだまだ成長の余地があります。」
EBARA Pumps Europe OEMマネジャー Sven Peter Erbes
※セットメーカ:複数のサプライヤーから納入された部品を組立て、自社ブランドで販売する製造業者
(例. 冷却装置、洗浄装置、そして水処理装置などの製造業者)