2020年08月19日
ディストリビューションセンター外観
荏原は中期経営計画「E-Plan2022」で、主力のポンプ事業の収益性向上を目指しています。国内ではトップのシェアを誇る標準ポンプ事業は、海外市場での売上拡大のため、有望な地域や市場への展開を積極的に行っていきます。一方で、E-Plan2022に重要指標として掲げる投下資本利益率(ROIC)改善には在庫の適正化や納期の短縮が欠かせません。その具体的な施策として、ディストリビューションセンターを設立し、グローバル市場での競争優位性を高めていきます。
東南アジアにおけるディストリビューションセンターは、ベトナムの工業団地にある保税倉庫を利用しています。従来、イタリアの荏原グループの工場で生産された標準ポンプは、東南アジアに6社ある販売子会社それぞれに出荷されていましたが、センターで在庫し、各社へ出荷します。
ディストリビューションセンターの設置により、納期短縮、地域内在庫の圧縮、適性在庫の管理を促進し、各国の市場へ効率的に製品が供給できます。