2019年12月26日
株式会社 荏原製作所
贈呈式の様子
寄贈したカットモデル(左)とブースターポンプ(右)
荏原製作所(以下:荏原)は技術指導を通じた国際協力活動の一環として、11月14日にインドネシアのインドネシア大学に、ポンプのカットモデルや、ブースターポンプユニットを寄贈しました。学生たちに、機器の構造や制御について理解を深めてもらうことを目的としています。寄贈にあわせ同大学で開催したポンプのセミナーには、機械工学を学ぶ70名以上の学生、教員が参加しました。
経済成長が進むインドネシアでは都市開発に伴う水インフラ整備が喫緊の課題ですが、上下水道をはじめとする排水施設などを計画する技術者が不足しているため、大学では人材の育成に力を入れています。荏原はこれまでにインドネシアで20回以上ポンプのセミナーを開催してきました。
荏原は、技術指導などの国際協力を通じて世界各国で相互理解を深めてきました。1989年の畠山清二記念荏原基金設立以来、世界各地でセミナーを270回以上開催しており、延べ13,500人以上が参加しています。2019年度はカンボジア、エクアドルなどで計7回のセミナーを開催しました。
荏原は、ポンプをはじめとする製品・サービスの提供をするだけでなく、技術セミナーなどの国際協力活動を通じて、これからも東南アジアや南米諸国の発展に貢献していきます。
科学研究を促進し、技術能力を向上させる。