2019年08月01日
株式会社 荏原製作所
表彰式の様子
荏原製作所(以下:荏原)は、IUVSTA※(International Union for Vacuum Science, Technique, and Applications)に協賛し、IUVSTA-Ebara Award(以下:アワード)を新設しました。スウェーデンのマルメで7月1日~5日に開催されたIVC-21(International Vacuum Conference)において、第1回の表彰式を行いました。
本アワードは、環境改善や環境負荷低減に寄与する真空分野の研究・技術開発を行った若手研究者を表彰するものです。IUVSTA関係者の多大なご協力により、IVC-21に合せてアワードを新設することが出来ました。IUVSTA及び荏原は、3年毎に開催されるIVCに合わせてアワードを開催し、真空分野の研究・技術開発を推進している若手技術者を継続して応援してまいります。
受賞者 :
Dr.Waqas Hassan Tanveer
Heriot-Watt University(イギリス)
Institute of Mechanical, Process and Energy Engineering IMPEE
受賞理由:
Dr. Waqas Hassan Tanveerは、航空機代替燃料に関する研究に従事しています。研究を通じて、真空技術、薄膜、ナノマテリアル等の幅広い分野で豊富な経験を有しており、本賞の主旨である再生可能エネルギーや環境問題に大きく貢献しているため、今回の賞に値すると認められました。
荏原は、水と空気と環境の分野に貢献する事業を創業以来100年以上継続してまいりました。環境改善や環境負荷低減につながる技術は、荏原のDNAに通じる技術といえます。荏原は、今後もポンプをはじめとする製品・サービスを提供するだけでなく、次世代を担う技術者の育成にも貢献してまいります。次回は、2022年に札幌で開催されるIVC-22にて本アワードの表彰式を開催する予定です。
※IUVSTAは、真空科学・技術関連の分野で国際的な協調を促進する連合組織です。世界30カ国の真空・表面関連学会が参加しており、日本からは公益社団法人日本表面真空学会がメンバーになっています。
■ IUVSTA-EBARA Awardの実施について(2019.01.30リリース)
http://www.ebara.co.jp/corporate/newsroom/release/company/detail/1190370_1673.html
■ 受賞者について(IUVSTAのホームページ)
https://www.mkon.nu/IVC21/iuvsta_ebara_award
荏原グループは、中期経営計画とESG重要課題に取り組むことで、経営方針の達成と企業価値のさらなる向上を図り、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献してまいります。
科学研究を促進し、技術能力を向上させる。