2019年04月05日
株式会社 荏原製作所
会場の様子
荏原製作所(以下、荏原)は2018年6月より女子美術大学芸術学部デザイン・工芸学科プロダクトデザイン専攻(以下、女子美術大学)の方々と共同研究を進めています。2019年3月22日に約10ヶ月間にわたる共同研究の成果発表会を開催しました。
荏原は産業機械メーカとして100年以上製品や技術の開発に取り組み、社会に多くの価値を届けてまいりました。近年、社会の発展とともに製品やサービスに対するニーズは多様化し、ハード面だけではなくソフト面を含めた事業運営が求められていると考えています。
発表会では環境プラント事業の環境啓発関連のテーマ、及び標準ポンプ事業のポンプ関連テーマの発表が行われました。個別の機能や使いやすさだけではなく、ユーザー視点での提案があり、荏原の製品やサービスと社会の関わりを参加者全員で改めて認識しました。
将来、日本の労働環境は人口減少や少子高齢化からなる労働力不足から、外国人や高齢者の雇用が増えることが予想されます。今回の女子美術大学からの提案は、ユーザー目線のわくわく感や、従来の技術的思考を優先した当社の製品に対して、ユーザーの使い勝手の良さを再認識させてくれる内容でした。荏原は引き続き女子美術大学との産学連携を行い、新たな視点でソフト面でも社会の持続的発展を支える技術開発を進めてまいります。