2021年03月08日
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荏原製作所(以下: 荏原)は、災害発生時におけるポンプ機場の復旧活動を迅速に行うために、Spectee社のAI防災・危機管理ソリューション「Spectee Pro」を導入しました。
国土が海に囲まれている日本は、海抜0m地帯が多いことや全国に河川が多いことが特徴です。そのような環境で、近年増加している台風や大雨による河川の氾濫、土砂崩れなど激甚化する水災害への対策は、現地対応はもちろん、防災、減災を含め、日本全体で取り組むべき課題となっています。
荏原が導入した「Spectee Pro」は、人工知能(AI)活用によるビッグデータ解析をもとに、災害やリスク情報を早く正確に「可視化」し現場対応の意思決定を円滑にする、防災・危機管理ソリューションです。収集する情報は、SNSを通じたリアルタイムな投稿内容や、気象予報、河川状況、人流・物流のデータなど様々です。荏原は「Spectee Pro」を通じ早く正確な情報を得ることで、スピードが求められる現地活動の判断を迅速に行い、災害復旧に取り組む作業者の安全を確保しながら、被害の拡大や長期化の防止に努めてまいります。
荏原は、長期ビジョン「E-Vision2030」の重要課題に「持続可能な社会づくりへの貢献」を掲げています。水災害に対応する各種ポンプ設備の能力増強や新技術の適用だけではなく、人工知能(AI)、ICT、ビッグデータなども活用し社会インフラの強靭化に取り組むことで、安心・安全なくらしの実現に貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
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