2021年06月16日
荏原製作所(以下:荏原)は、インテグリカルチャー株式会社が設立した細胞農業のオープンイノベーションプラットフォーム「CulNetコンソーシアム」に参画いたしました。
荏原は、長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる重要課題で、水や食べるものに困らない世界を支え、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。そのために、外部パートナーと連携し、新技術の開発や当社の既存技術の新規分野への転用による新規事業の創出を通じて、今後世界で予想されるタンパク質クライシスなどの食糧問題に対応していきます。
2050年には世界の人口が100億人に達し、エネルギー、飼料、土地、水、食糧などの枯渇が懸念されるなか、植物由来や昆虫食などの代替タンパク質の商品化や、細胞培養による培養肉の開発が注目されています。普及にあたってのコスト面、安全面、供給面といった課題を解決するため、本コンソーシアムは、オープンイノベーションで培地、装置などを共同で解決し、将来的にサプライチェーンを含む供給システムを構築するために設立されました。
荏原は、ポンプを主とした当社の流体技術などで本コンソーシアムに参画し、当社製品のCulNetシステムへの貢献を目指しています。また、今回のコンソーシアムでの技術検証試験を通じて、新たな知見とこれまで培った技術を融合させ、新規事業の創出に取り組みます。
インテグリカルチャー株式会社のホームページはこちら
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。