ヨルダン 「ザイ給水システム改良計画」ポンプ更新を受注


2021年07月01日

調印式にて 左から藤澤一人(荏原製作所)<br>永井康裕氏(豊田通商株式会社)<br>リーナ アンナーブ氏(在日ヨルダン大使)<br>窪崎喜方氏(株式会社TEC インターナショナル)

調印式にて 左から藤澤一人(荏原製作所)
永井康裕氏(豊田通商株式会社)
リーナ アンナーブ氏(在日ヨルダン大使)
窪崎喜方氏(株式会社TEC インターナショナル)

荏原製作所(以下:荏原)は、ヨルダンの「ザイ給水システム改良計画」において当社の既設ポンプの更新を受注し、6月15日に行われたヨルダン大使との調印式に出席しました。

1. プロジェクト背景

ザイ給水システムは、ヨルダンの人口の半数近くが暮らすアンマン県における給水量の約70%を支える主要な水源の1つです。現在の施設が建設されてから30年以上が経過し、設備の老朽化と機能低下が進んでいます。また、ザイ給水システムの水源であるヨルダン渓谷からアンマン県への約1,260メートルに及ぶ高低差のある環境で、より高効率で安定的な水の供給が求められています。
本プロジェクトは、国際協力機構(JICA)とヨルダンが「ザイ給水システム改良計画」を対象とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement)のもとで進められています。

2. 概要

プロジェクト名 The Project for Improvement of the Zai Water Supply System
場所 バルカ県ザイ地区(浄水場)及びディルアラ地区(取水地点及びポンプ場)
契約期間 2021年 6月 – 2023年5月
更新機器 取水ポンプ3台、原水ポンプ12台、送水ポンプ3台

3. 今後の展開

当社は、長期ビジョン「E-Vision2030」において持続可能で地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラを支え、水や食べるものに困らない世界の実現への貢献を目指しています。今後も水の需要が高まる世界中の地域で、高効率で高品質なポンプを供給していきます。

ヨルダン大使館ホームページ
豊田通商ホームページ

荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。