2021年08月11日
採択された各校のみなさん
荏原製作所(以下:荏原)は、株式会社リバネス(以下:リバネス社)が開催する中高生を対象とする研究助成プログラム「サイエンスキャッスル研究費」に2020年より参加しています。今年も「荏原製作所賞※1」を設定し、研究をサポートする4校を決定しました。
本助成プログラムは、研究を通して「社会で活躍する未来の研究者」への一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としています。取り組みたい研究において、知識や経験、費用が必要な中高生が本賞をきっかけに研究をスタートし、荏原がミッションとして掲げる「技術で、熱く、世界を支える」研究者となることを願って実施するものです。 荏原が展開する5つの事業で提供する製品や技術は、水や空気、熱やガスなど、さまざまな「流体」が深く関わっています。そのため、「荏原製作所賞」は、「流れ」に関する研究を通じて新しい未来を想像するアイデアに対し、応援する助成プログラムとしています。
今回のキーワードである「流れ」に関して、社会課題を解決する研究、自ら掲げたテーマを追求する研究など、14件の応募がありました。応募書類、オンライン面談を経て厳選なる審査の結果、以下の4件が採択されました。
■採択校、研究テーマ一覧
採択校 | 研究テーマ |
東京都立多摩科学技術 高等学校 |
海岸線の特徴によるマイクロプラスチックの流れと堆積への影響 |
兵庫県立西脇高等学校 | 普通教室で最も効率的な換気方法とは? ~二酸化炭素濃度や温度の変化、スモークの移動による数値化~ |
岡山県立玉野高等学校 | 高校実験室での熱音響デバイスを用いた発電装置の開発 |
岡山県立玉野高等学校 | モデルロケットやフィンによって生じる乱流やモデルロケットが受ける空気抵抗を測定するための風洞装置の開発 |
採択された4校には研究資金の助成だけではなく、荏原の研究員とリバネス社スタッフ各1名がアドバイザーとして約半年間、研究者をサポートし一緒に研究活動を進めます。各校は、12月のサイエンスキャッスル関東大会と当社内の研究報告会で、成果を発表する予定です。※2
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※1:リリース 中高生研究者を助成する研究助成制度 「サイエンスキャッスル研究費 荏原製作所賞」の募集開始 はこちら
※2:オンライン形式を予定。