2021年09月17日
表彰状(左)、排水機場内(右)
荏原製作所(以下:荏原)は、国土交通省関東地方整備局長より2020年度の「優良工事及び優秀工事技術者」部門で表彰されました。これらは荏原が2020年6月に完工した「R1休泊川(きゅうはくがわ)排水機場ポンプ設備修繕工事」が評価されたものです。
休泊川は群馬県太田市、大泉町の市街地を流下し利根川左岸に合流する一級河川です。休泊川排水機場は大雨により休泊川が増水した際、浸水などの内水被害の軽減を図ることを目的に、大型の排水ポンプで河川の水を利根川に排水しています。
荏原は、水を送るポンプ設備などの提案、設計、調達、機械設備工事、アフターサービスの総合エンジニアリングによって、近年激化する都市水害の課題を解決しています。本工事は1989年度に増設された、2号主ポンプの信頼性向上と機能維持を目的としてポンプの工場持込修繕を行ったものです。
ポンプ諸元 (主要機器) |
立軸斜流ポンプ(2000VZGE型)×1台 Φ2000mm×10m3/s×5.8m×約883kW |
工期 | 2019年6月29日~2020年6月30日 |
【受賞概要】
(1)優良工事
長期に渡る全工程において安全に対する配慮、工夫が高く評価されました。
(2)優秀工事技術者(技術者:高橋 精)
排水機場はポンプを含めた多くの設備、機器で構成されています。
設備全体の機能や品質も確保した適格な施工管理を行ったことが高く評価されました。
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。荏原の社会システム事業では排水能力を向上させたポンプの開発や、メンテナンスが容易な設備やサービスの提供を通じて、社会インフラの強靭化を支えてまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
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