2021年10月01日
表彰状(左)、ポンプ室内(右)
荏原製作所(以下:荏原)は、国土交通省近畿地方整備局長より「優良工事等施工者」として選定、表彰されました。これは荏原が2020年度に三重県内で完工した「小田排水機場1号ポンプ設備分解整備工事」が評価されたものです。
三重県伊賀市に位置する小田地区は木津川と服部川の2つの河川に囲まれた低地のため、浸水被害が発生しやすいという特徴があります。そのため、本地域では洪水調節機能を有する約250haの遊水地を設け、大洪水時に木津川と服部川の水を一時的に貯める治水対策を行っています。小田排水機場では遊水地周辺の土地を浸水被害から守るため、降雨により増水した水路から、服部川に排水を行う重要な役割を担っています。
荏原は、水を送るポンプ設備などの提案、設計、調達、製造、機械設備工事、アフターサービスの総合エンジニアリングによって、広範囲にわたり排水施設や上下水道が抱える課題を解決しています。今回工事が行われた小田排水機場は、大型ポンプの分解整備を行うことで排水機能の回復及び信頼性を確保し、引き続き内水被害の軽減を図ることを目的としています。
ポンプ諸元
(主要機器)
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立軸斜流ポンプ(1350VZGT 型)×1台
Φ1350mm×240m3/m×4.3m×250kW |
工期 | 2019年8月9日 ~ 2020年5月15日 |
【受賞概要】 令和2年度 優良工事等施工者 国土交通省近畿地方整備局長表彰
優秀な施工により事業実施に寄与した点が評価されました。
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。荏原の社会システム事業では排水能力を向上させたポンプの開発や、メンテナンスが容易な設備やサービスの提供を通じて、社会インフラの強靭化を支えてまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
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