2021年10月29日
表彰盾
荏原製作所(以下:荏原)の富津事業所は、千葉県計量協会※1より「計量管理優良事業場」として表彰を受けました。
ポンプをはじめとする社会インフラを支える荏原の製品は、さまざまな「計量機器」により長さや重さ、隙間、圧力などが計測され、最終的に試験や検査に合格した製品が出荷されます。千葉県計量協会は、良質な計量管理を行う登録事業者を評価し、その計量管理の概要を広く周知することで計量に関する知識の向上を図っています。
荏原の富津事業所は、水インフラ、オイル&ガス、発電などの各市場向け大型ポンプや高圧ポンプを中心とした生産や修繕などを手掛けており、国内外の各拠点をリード、サポートするマザー工場と位置付けられています。使用している計量機器は、測長器や圧力計、質量計など約7000点にもおよびます。各計量機器は、事業所内の恒温室※2を備えた計量管理エリアで適正に管理されています。恒温室では一定温度の環境下で機器の校正作業が行われています。また、測定器に温度が伝わらない工夫もされています。
今回の表彰は、千葉県の計量検定所で認可された富津事業所の多種多様な計量機器について、「はかる」「使用する」「管理する」が正しく行われていることが、評価されたものです。
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。富津事業所では、今後も適切な計量を通じて高品質な製品を提供することで、社会産業発展に貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※1:千葉県計量協会HP
※2:一定の温度に保たれた部屋のこと。 許容される温度変化の幅が小さいほど恒温室の精度は高くなる。