2021年11月30日
VR見学会の様子
荏原製作所(以下:荏原)は11月19日に、栃木県日光市立鬼怒川小学校の4年生と5年生を対象とした鬼怒川上流ダム群連携施設(以下:本施設)の360°パノラマVR見学会(以下:本見学会)を開催しました。
荏原は国交省が掲げる「建設産業の担い手確保・育成推進」に賛同し、子供たちを対象に現場見学会を開催しています。本見学会は、自分たちが暮らす地域にあるダム関連施設や、そこで働く人たちへの理解を深めてもらうこと、そして、荏原の事業をお伝えすることを通して建設業の担い手確保の一助となることを目的としています。
本施設は、五十里ダムと川治ダムを山中のトンネル(導水)でつなぎ、両ダムの水量を調整する国内唯一の施設です。貯水容量が少ない五十里ダムの水量が増加するとトンネルを通じて貯水容量の多い川治ダムに水を送ります。また、五十里ダムの貯水量が少ない場合は川治ダムから水を送り戻すこともできます。本施設では両ダムの水量調整により、ダム下流にある田畑や都市に安定的に水を供給し、また洪水・渇水時は流量管理により浸水被害から町を守っています。この水量調整の送水を担っているのが荏原のポンプです。
(導水用)立軸渦巻ポンプ
2000VLYGM型
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φ2000 mm×10 ㎥/s×26.5 m×270 min-1×3310 kW | 2台 |
(返送用)水中ポンプ
700BSZ型
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φ700 mm×1 ㎥/s×11.5 m×740 min-1×185 kW | 1台 |
ポンプ設備 360°パノラマ画像
本見学会では動画を用いた施設概要説明や、360°閲覧できるVR専用ゴーグルを用いた見学を通じて施設への理解を深めていきました。
【施設紹介動画】鬼怒川上流ダム群連携施設360°パノラマVR見学会
※新型コロナウイルス感染症予防対策を行ったうえで本見学会を開催しており、写真撮影時のみマスクを外しています。