2022年01月11日
表彰式の様子
荏原製作所(以下:荏原)は、京都府より「京都府地域づくり優良工事施工者」に選出され、奨励賞を受賞しました。
京都府福知山市で観測史上最多雨量と言われる「平成26年8月豪雨」は、低平地に位置する市街地の3,000戸以上の家屋に浸水被害をもたらしました。その後、国、京都府、福知山市が連携して取り組んだ治水対策事業の一つとして、弘法川排水機場(以下:本機場)が新設されました。
荏原は、水を送るポンプ設備などの提案、設計、調達、製造、機械設備工事、アフターサービスの総合エンジニアリングによって、広範囲にわたり排水施設や上下水道が抱える課題を解決しています。今回の受賞は本機場の「弘法川床上浸水対策特別緊急工事」を無事故・無災害で工期内に竣工した点が評価されたものです。荏原は大型ポンプを含む機械工事と、操作制御盤を含む電気工事を実施しました。
【設備概要】
ポンプ諸元 | 立軸斜流ポンプ(1500VZGE型)×2台 Φ1500mm×5.5m3/m×5.6m×470kW |
工期 | 2018年12月30日 ~ 2020年9月25日 |
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。荏原の社会システム事業では排水能力を向上させたポンプの開発や、メンテナンスが容易な設備やサービスの提供を通じて、社会インフラの強靭化を支えてまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
撮影時のみマスクを外しています。