2022年07月01日
荏原製作所(以下:荏原)は、急速に変化するビジネス環境により迅速に対応し、企業競争力を高めるため、7月1日付で社長直轄のデータストラテジーチームを新設しました。
当社は、長期ビジョン「E-Vision2030」及び中期経営計画「E-Plan2022」において、一層の経営のスピードアップ・品質向上を掲げています。変化の激しい不確実性の高い時代においては、多様な視点を持ち、対応していくことが不可欠です。そのためには、経営における意思決定の背後に、データに基づく客観的な事実が求められます。
データストラテジーチームは、社長直轄の組織でデジタルトランスフォーメーション(DX)の技術を通して、データドリブンな戦略策定・意思決定に貢献していきます。具体的には、AI、IoT、AR/MR*1を活用した、製造業の意思決定のプロセスマイニングにおけるデジタル変革およびデジタルツイン*2の構築、業務効率化・自動化・無人化に取り組みます。グループ・グローバルでの経営管理の最適化を図り、経営領域における付加価値のある意思決定を行っていくことを実現していきます。
また、当社が今後も持続的に成長していくためには、多様な人材が働きがいと働きやすさを感じて活躍できる「競争し、挑戦する企業風土」の実現が不可欠です。ヒト・モノ・カネなど多様な観点から情報を収集・分析することで、客観的なデータに基づき、当社が求める人材の戦略的なデザインを行っていきます。
従来は事象が起きてから事後に分析を行っていましたが、今後はデジタルツインを併用しながら、リアルタイムでより迅速な意思決定を可能にするため、意思決定に影響がある因子を分析し明らかにしていきます。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
Mixed reality(複合現実): 現実世界と仮想世界を組み合わせて融合させる技術
物理空間から取得した情報(ヒト・モノ・コト)を仮想空間上でリアルに再現すること