2022年08月03日
荏原グループ技術元素表
荏原製作所(以下:荏原)は、当社グループの保有技術および技術人材のマップの作成を開始しました。今後の経営・事業・人材戦略への活用に向け、データベース構築と運用・仕組みを構築していくとともに、成長戦略の加速を進めていきます。
当社は1912年に創業し、祖業のポンプを中心とする風水力事業、廃棄物処理を手掛ける環境プラント事業、半導体の製造装置やコンポーネントを製造する精密・電子事業を展開しています。当社では、事業横断で共通する基盤技術と、事業ごとに独自に発展した技術が事業・製品に活かされていますが、各事業部・組織で保有している技術情報および技術者の情報データを棚卸し・アップデートを行いました。
技術人材マップおよび技術元素表を作成し、当社が保有する技術・技術人材の情報を可視化することで、技術領域の戦略的投資、技術人材戦略の策定に活用していきます。同時に、当社の技術・事業間シナジーをさらに高め、新事業創出・新製品開発に繋げていく狙いがあります。
技術人材マップの可視化の事例として、当社製品を支える事業ごとの保有技術と事業横断技術を記号で表し、「元素表」のように見立てています。それぞれの記号に対応する技術と、その技術・技能を持つ専門人材を紐づけたデータベースとして構築し、以下の目的に活用していきます。
- 荏原グループ全社技術の全体俯瞰
- 戦略的技術強化施策の策定・実践
- コア技術の組み合わせによる新事業・新製品・新サービスの提供
- 技術補完、M&A展開
- 技術技能継承
- 人材ローテーション戦略
など
当社が推進するHR tech(HRテック)によるデータドリブン型人事とあわせ、海外グループ会社を含めた当社技術・人材データを効果的かつ最大限に管理・活用することで、長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる持続可能な社会づくり、進化する豊かな生活づくりに貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。