2022年09月22日
採択された各校の皆さん
荏原製作所(以下:荏原)は、株式会社リバネス(以下:リバネス社)が開催する中高生を対象とする研究助成プログラム「サイエンスキャッスル研究費」に2020年より参加しています。今年も「荏原製作所賞※1」を設定し、研究をサポートする4校を採択しました。採択校は、荏原グループ従業員120名以上による投票結果と、本プロジェクトメンバー約20名による協議を経て決定されました。
本助成プログラムは、研究を通して「社会で活躍する未来の研究者」への一歩を踏み出すきっかけを提供することを目的としています。取り組みたい研究において、知識や経験、費用が必要な中高生が本賞をきっかけに研究をスタートし、荏原がミッションとして掲げる「技術で、熱く、世界を支える」研究者となることを願って実施するものです。 荏原が展開する5つの事業で提供する製品や技術は、水や空気、熱やガスなど、さまざまな「流体」が深く関わっています。そのため「荏原製作所賞」は、「流れ」に関する研究を通じて新しい未来を想像するアイデアに対し、応援する助成プログラムとしています。
今回のキーワードである「流れ」に関して、社会課題を解決する研究、自ら掲げたテーマを追求する研究など、14件の応募がありました。応募書類、オンライン面談を経て厳選なる審査の結果、以下の4件が採択されました。
採択校
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研究テーマ |
岡山県立玉野高等学校 |
海ゴミの発泡ポリスチレンを固体燃料に用いた
ハイブリッドロケットの制作
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岡山学芸館高等学校 | 波力発電の実用化を目指して |
大阪市立宮原中学校 |
水圧センサと水の流れを活用した水深別の各種分析が
出来る安価な水中ドローンの研究開発
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開成高等学校 | プロペラ揚力を増強するダクトの研究と実用性の検証 |
採択された4校には研究資金の助成だけではなく、荏原の研究員とリバネス社スタッフ各1名がアドバイザーとして約半年間、研究者をサポートし一緒に研究活動を進めます。各校は、12月のサイエンスキャッスル関東大会と、2023年3月の当社内の研究報告会で、成果を発表する予定です。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※1:リリース 中高生研究者を助成する研究助成制度 「サイエンスキャッスル研究費 荏原製作所賞」の募集開始は こちら