2022年09月27日
受賞者として謝辞を述べる中部支社長の植田
荏原製作所(以下:荏原)は、愛知県企業庁長より2022年度の「優良工事施工業者」の部門で表彰されました。これは、荏原が2022年1月に完工した「知多浄水場送水ポンプ設備更新工事」が評価されたものです。
愛知県の知多半島を中心に農業・工業・水道用の水を供給する愛知用水の完成後、この地域では著しい経済発展と地域開発に伴う人口増加がみられました。同時に、生活水準の向上に伴う農業用水、工業用水、水道用水などの水需要が増加し、安定的な水供給が求められるようになりました。知多浄水場は工業用水と水道用水を送る役割を担い、地域の生活や産業を支えています。
荏原は、水を送るポンプ設備などの提案、設計、調達、機械設備工事、アフターサービスの総合エンジニアリングによって、広範囲にわたり上下水道が抱える課題を解決しています。本工事では、老朽化した水道用水を送るポンプ設備のシステム設計・製作・据付を含む更新工事を行いました。
工事諸元
(概要) |
・横軸両吸込渦巻ポンプ(送水ポンプ)×6台 φ450×φ300×35m3/min×82m ・横軸両吸込渦巻ポンプ(逆洗ポンプ)×2台 φ700×φ600×73.1m3/min×15m ・横軸両吸込渦巻ポンプ(表洗ポンプ)×2台 φ300×φ200×12.2m3/min×53m |
契約工期 | 2018年8月25日~2022年1月31日 |
所在地
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愛知県知多市佐布里西池之脇8番地
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荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。荏原の社会システム事業では排水能力を向上させたポンプの開発や、メンテナンスが容易な設備やサービスの提供を通じて、社会インフラの強靭化を支えてまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。