鬼怒川上流ダム群連携施設見学会を開催
2022年12月22日
見学会の様子
荏原製作所(以下:荏原)は11 月18 日に、栃木県日光市立鬼怒川小学校の4 年生を対象とした鬼怒川上流ダム群連携施設(以下:本施設)の現場見学会を開催しました。本施設は2 つのダムの水量を調整する珍しい施設
※1
です。 鬼怒川上流ダム群は、浸水被害防止、ダム下流にある田畑や都市への水の安定供給、水力発電などさまざまな役割があり、今回見学いただいた本施設もその役割の一端を担っています。
1.背景と狙い
荏原は 国交省が掲げる「建設産業の担い手確保・育成推進」に賛同し、子供たちを対象に現場見学会を開催しています。見学会に参加した小学校4 年生は、身近にある水がどこからどのように蛇口まで届くのかを社会科の授業で学んでいます。本見学会は、自分たちが暮らす地域にあるダム関連施設や、そこで働く人たちへの理解を深めてもらうこと、そして、普段目に触れることのない大型ポンプなどの設備を直接見ていただき荏原の事業をお伝えすることを目的としています。
2.施設概要
本施設は、五十里ダムと川治ダムを山中のトンネル(導水)でつなぎ、両ダムの水量を調整するものです。五十里ダムは貯水容量が少ないため、貯めきれない水はトンネルを通じて貯水量の多い川治ダムへ一時的に預けることができます。また、逆に五十里ダムの貯水量が少ない場合は川治ダムから水を送り戻すこともできます。この送水を担っているのが荏原のポンプです。小学生たちは地上より約45m下に設置されているポンプ室へ降りて、巨大ポンプに触れながらその役割を学びました
※2
。
3.今後の展開
本見学会は今回で4 回目を迎えました。荏原は、これからも多くのステークホルダーとのコミュニケーションを大切にしてまいります。そして、ポンプ事業のトップメーカーとして競争し挑戦するマインドをもって、引き続きお客様の課題を解決し安心できるインフラ設備の発展に貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG 重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※1:鬼怒川上流ダム群連携施設/国土交通省関東地方整備局 の詳細は
こちら
※2:設備は全て停止中
参考:【動画】鬼怒川上流ダム群連携施設 探検隊 は
こちら