2023年01月16日
荏原製作所(以下:荏原)は、一般社団法人 日本取締役協会が主催する「コーポレートガバナンス・オブ・ザ・イヤー2022」において、特別賞・経済産業大臣賞を受賞しました。
本表彰は、政府による成長戦略のひとつとして、日本企業の稼ぐ力を推し進めるため、コーポレートガバナンスを用いて、中長期的に健全な成長を遂げている企業を後押しする目的で、2015年度より実施されています。
荏原は、ガバナンスの根幹である社長・CEOの選任・後継者計画について、先進的な取り組みを行っていると認められる企業として評価されました。
選定理由:
① 現社長は法定の指名委員会による3年間に渡る複数回のインタビュー等を含む選任プロセスを経て選任されている。また、指名委員会は代表執行役社長をメンバーとせず、非業務執行の取締役会長及び2名の独立社外取締役の計3名で構成し、委員長は独立社外取締役が務めるなど、執行と監督の分離を徹底的に意識し、コーポレート・ガバナンス報告書や統合報告書等においても、透明性が高いだけでなく、説明責任への誠実さが表出された報告を行っている。
② 現在は、6年間に及ぶ育成・選定プロセスである代表執行役社長の承継プランを策定し公にするなど、指名委員会と執行側が連携して時間をかけて「人材育成」と「社長の選定」を実施しており、実効性の高い後継者計画に取り組んでいる。
③ 過去から優れた情報開示を行っているが、現社長も、中長期的な企業価値の向上の視点から、収益性を重視しつつ、人的資本や技術に根差した経営を行っており、そうした経営のビジョンが、コーポレートガバナンスや知的財産などの非財務情報と結びつく形で説明され、分かりやすく投資家に発信されている。
④ 現社長は「技術で、熱く、世界を支える」というスローガンを掲げ、「社会、産業、くらしを支える」ことを存在意義として、創業以来培ってきた「熱と誠」の精神により、社会課題解決を通じて世界の人を幸せにしたいとの思いを持って経営を行っており、こうした点がコーポレートガバナンスの取り組みにも一貫して反映されている。
⑤ ROEやROAといった財務パフォーマンスが上昇傾向にあるなど、高い業績をあげている。
詳細は、以下のURLをご参照ください。
経済産業省
日本取締役協会
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。