2023年01月30日
荏原製作所(以下:荏原)は、「競争し、挑戦する企業風土」を具現化するダイバーシティ経営のための研修を経営層および取締役を対象に開催しました。
当社は、2022年5月に全従業員を対象としたダイバーシティサーベイを実施しました。その結果をもとに、心理的安全性に対する方針を掲げました。長期ビジョン「E-Vision2030」の実現に向けて、誰もが自由に発言しイノベーションの創出を促すためには、フラットな組織作りが喫緊の課題であることがわかりました。このことから、経営者層が自らタスクダイバーシティ*の重要性と心理的安全性について理解を深め、フラットな組織づくりを実現するアクションプランにつなげるためのダイバーシティ研修をプロゴス社(レアジョブグループ)と共同で企画・開催しました。
フラットな組織を実現するためのアクションプランにつなげることを目的として、異文化コミュニケーション、リーダーシップと組織活性化を専門とし、多数の企業でコンサルティングや研修を行うロッシェル・カップ氏(ジャパン インターカルチュラル コンサルティング社 社長)を講師としてお招きしました。タスクダイバーシティの重要性と心理的安全性、アンコンシャスバイアスについて理解を深めるため、4つのテーマ(タスクダイバーシティ、アンコンシャスバイアス、心理的安全性、サーバントリーダーシップ)について参加者どうしで活発なディスカッションを行いました。
今後は、講師をして頂いたロッシェル・カップ氏監修のもと、海外グループ会社を含めた全従業員向けに本研修と同内容の動画を配信し、eラーニング等を展開していきます。研修後は、サーベイを実施することで、どのように心理的安全性の普及を図るか、データドリヴンな結果に基づき、ダイバーシティを促進していきます。
多様な社員が働きがいと働きやすさを感じて活躍できる企業グループとなるため、当社グループの全従業員がタスクダイバーシティの重要性と心理的安全性、アンコンシャスバイアスについて理解を深めることで、会社全体がフラットな関係になるように目指してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
経験や考え方、専攻、職歴などの目に見えない違い
【経歴】
1986年、エール大学を卒業後、ZS Associatesを経て、1988年より安田信託銀行の東京本社に勤務。
1992年、シカゴ大学大学院を卒業し、IPC Groupに勤務。
1994年、日本に特化したビジネス研修とコンサルティングをグローバルに提供する「ジャパンインターカルチュラルコンサルティング」社を創設
1993年より、異文化コミュニケーション、ビジネス英語、人事管理、リーダーシップと日本企業の組織行動に関する書籍で数多くのベストセラーを記録。
朝日新聞グローブの連載をはじめ、新聞・雑誌への投稿も精力的に行っている。
2019年から2021年まで北九州市立大学英米学科のグローバルビジネスプログラムで経営戦略、人事管理、組織行動、リーダーシップとビジネス英語を教えていた。
現在は大手日系損保会社で社外取締役も務めている。
講師:ロッシェル・カップ氏