2023年02月10日
荏原製作所(以下:荏原)のグループ会社 Ebara (Thailand) Limited(以下:ETL)は、バンコク都庁によるクロンプレムトンネル排水プロジェクト用のポンプ計4台を受注しました。
タイの首都 バンコクを含むチャオプラヤ川下流域では、雨季の洪水に慢性的に悩まされています。2011年に発生した大規模洪水は、4兆円を超える経済損失をもたらしたとされており、治水計画としてバンコクでは放水路の整備を行ってきました。
クロンプレムトンネル排水プロジェクトは、2005年以降に開始された3機めの大規模排水トンネルの建設となります。当社がこれまで納入してきた日本国内の1,000ヵ所以上の排水機場における大型ポンプ設備の実績や、バンコクで納入した製品に対する評価をいただき、受注に至りました。本プロジェクトはこれまで計4機場が建設・発注されており、計5機場のうち、ETLは第1機場「マッカサン排水機場」、第4機場「ノンボン排水機場」、本案件を含む3機場に納入します。完成は2025年度を予定しています。
当社は、今後も持続可能で地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラを支えることで、長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる持続可能な社会づくりに貢献してまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。