2023年02月17日
表彰式の様子
荏原製作所(以下:荏原)は、農林水産省東北農政局長より「優良工事表彰」を受賞しました。本件は荏原が2021年度に青森県内で完工した「津軽北部二期農業水利事業 芦野揚水機場ポンプ設備改修工事(以下:本工事)」が評価されたものです。
芦野揚水機場(以下:本機場)は1995年3月に荏原がポンプ設備を納入した揚水施設です。供用開始から約24年間にわたり、米を主要作物とする津軽北部地域へ農業用水を供給する重要な役割を担ってきました。近年は、ポンプ設備の経年的な劣化による揚水能力の低下が懸念されていたことから、2019年9月に本機場の改修工事に着手し、2021年9月に完了しました。
本工事では、主ポンプや主ポンプ用弁類を工場で整備したほか、主ポンプ用電動機や揚水機場内の高圧受配電設備一式を更新しました。運転管理を行うお客さまのご要望を反映した点、非かんがい期※という限られた期間で工事を進めた点、建設業における週休2日の確保を推進した点などが評価されました。
発注者 | 農林水産省東北農政局 |
契約工期 | 2019年9月~2021年9月 |
主機 | 横軸両吸込渦巻ポンプ(800✕600CFNM型)×3台 Φ800mm×Φ600mm×73.98m3/m×18.5m×300kW |
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。荏原の社会システム事業では排水能力を向上させたポンプの開発や、メンテナンスが容易な設備やサービスの提供を通じて、社会インフラの強靭化を支えてまいります。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※農業用水が田畑に入らない期間(9月~3月頃)