2023年04月12日
荏原製作所(以下、荏原)は、ダイバーシティの推進を加速するために、XTalent株式会社主催のインクルーシブ・リーダー シップ*1を育成する多⽂化交差型トレーニング*2に参画いたします。
荏原は、長期ビジョン「E-Vision2030」において、「競争し、挑戦する企業風土を具現化する、多様な社員が働きがいと働きやすさを感じて、活躍できる企業グループとする」ことを掲げています。性別や国籍などの目に見える違いだけではなく、経験や職種など目に見えない違いまでインクルージョンを行うことが、企業の成長だけでなく、社員それぞれの成長にも必要不可欠と考え、2022年1月にダイバーシティプロジェクトを発足しました。本トレーニングへの参加を通じて、多様なチャレンジ人材が心理的安全性を保ち、安心して活躍できる社会の実現に貢献してまいります。
本トレーニングでは複数社が参加し、企業の垣根を超えて対話する機会を通じて、「内向きで同質性が高く、硬直的」から「外向きで異質性が高く、弾力的」な組織風土形成にするためにリーダーを育成することを目的にしています。チームのインクルージョン向上に寄与するテーマへのリテラシー向上および意識・行動変革、参画各社の傾向分析によって、組織のDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)向上をtask diversityの観点から推進し、データドリブンで後押しします。
データドリブンの観点から下記の効果測定を行う予定です。
■ 参加した個人、チーム単位のインクルーシブ・リーダーシップの変化(意識面 / 行動面)
■ 心理的安全性の変化(理解度 / 想起度 / 確信度 / 実践のための自己効力感 / 行動面 / 組織面)
■ 自分の仕事への連携度
■ 多文化交差の評価(定量・定性)
■ 組織の行動プロセス評価
■ 個社ごとの傾向分析(前後のサーベイデータや参加者の発言等をもとに傾向を分析し、個社ごとの強みや伸びしろを抽出)
企業の変革を促すためには多様な人材登用(ダイバーシティ)が重要です。当社においては性別や年齢といった目に見える情報だけではなく、能力や経験、職歴といった目に見えないタスクダイバーシティに着目し、多様な人材が活躍できる制度設計をデータドリブンで実行しています。長期ビジョン「E-Vision2030」のマテリアリティで掲げている「人材の活躍推進」の実現により、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
*1 一人ひとりが持つリーダーとしての力を引き出しながら、組織全体の力を向上させるリーダーシップのこと
*2 複数社が参加し対話することで自社や自分を客観的に捉える機会となり、 よりニュートラルな環境でインプットを深める