荏原製作所は公益社団法人腐食防食学会(以下:腐食防食学会)の2023年度技術功労賞を受賞しました。
1. 背景
腐食防食学会は、材料全般の腐食防食の研究や技術の促進、普及を目指す、国内随一の機関です。技術功労賞は、腐食防食の分野における技術の進歩発展に功労がある人に対して贈られる賞です。
2. 概要
受賞内容は以下の通りです。
受賞者:荏原製作所 技術・研究開発・知的財産統括部 技術・研究開発部 部長 八鍬 浩
受賞理由:
- 一貫して回転機械の腐食問題に関わる研究に従事し、高温硫化腐食に起因するタービン動翼破壊の原因解明と対策を立案し、粒界硫化腐食の抑制に成功。また、二相ステンレス鋼製缶(溶接構造)海水ポンプの開発に貢献したこと。
- 大学と連携して研究を進め、産学連携強化に貢献したこと。また、これらの成果が投稿論文、講演会、セミナーなどで公表され、技術の普及と人材育成に活かされていること。
- 当会において、理事などを歴任し、学会運営へ貢献していること。
以上の点から、腐食防食の分野における技術の進歩発展に多大に寄与していることが評価されました。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。