2023年06月23日
ポンプ室内の排水ポンプ
荏原製作所(以下:荏原)は寺島ポンプ場(以下:本機場)に流れ込む雨水を排水するための大型ポンプを2台納入しました。
本機場は一級河川の寝屋川の流域に位置しています。本地域は地形的に河川より土地が低い場所が多いことや都市化により地面に雨がしみこみにくいことから、大雨による浸水が発生しやすいという特徴があります。雨水を河川に排水する本機場は、重要な社会インフラ施設として地域住民の命と財産を守っています。
今回の工事により、約40年間、地域の安心・安全なくらしを守ってきた複数台の既設ポンプのうち2台が、老朽化により新しいポンプに更新されました※1。新しく納入されたポンプは既設ポンプに比べ約1.2倍の排水量で、本機場全体で毎秒36トンの排水能力があります。
工事諸元 (抜粋) |
立軸斜流ポンプ(1800VZGE型) Φ1800mm× 540 m3/min×16.9 m |
2台 |
工期 | 2020年10月26日~2023年5月31日 | |
施工場所 | 東大阪市西鴻池町4丁目2-20 |
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※1: 全5台のうち1台は2020年に更新が完了しています。
文中の「○○○型」の表示は当社の機種記号です。