2023年10月06日
荏原製作所(以下:荏原)は、宮崎市上下水道局より川原雨水ポンプ場(以下:本機場)におけるポンプ設備の新設工事を受注しました。
本機場は一級河川である大淀川に面する住宅街に位置します。大雨などで大淀川の水位が上がると、大淀川に流れ込む周辺の小河川は水門を閉じ、排水機場のポンプを稼働し強制排水することで内水氾濫を防止しています。しかし、この地域には排水施設がないことから、小河川の排水ができず浸水被害が度々発生していました。今回、新しく建設される排水施設にポンプ設備を設置することで、地域の浸水被害防止に貢献します。
今回のポンプ設備の工事は以下を予定しています。新しく設置される5台のポンプが稼働すると本機場の排水能力は300m3/minです。これは標準的な25mプールの水を約2分で空にする能力です。
工事諸元 (抜粋) |
水中コラム形斜流ポンプ 700DSZ型 Φ700✕60m3/min✖9.8m |
5 台 |
工期 | 2023年8月8日~2025 年2月28日 | |
施工場所 | 宮崎市高岡町五町 |
荏原は雨水排水機場では国内トップのポンプ納入実績を持ち、現在も新設はもちろん更新や改造など多くのプロジェクトを遂行中です。荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG 重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。