2024年07月31日
荏原製作所(以下:荏原)は、宮城県の笈入(おいれ)揚水機場(以下:本機場)の大型ポンプ4台の改修・整備工事を受注しました。
本機場は、宮城県の北東部に位置し、旧北上川の右岸側に広がる水田地帯に位置しています。稲作を中心に大豆や大麦などの栽培が盛んなこの地域では、50年以上前から農業向けポンプ設備を含む水利施設が地域の農業経営を支えてきました。しかし、近年は経年的な施設の劣化や、老朽化した設備の維持管理に費用や労力を要する状況となり、ポンプ設備の更新が求められています。
今回の工事は、ポンプ本体を現地で分解し、多くの部品を交換、整備するものです。また、原動機や減速機をはじめとする、ポンプシステムを構成する各設備も更新します。本機場の信頼性を向上させ、効率の良い維持管理を行うことで、地域の農業生産の維持や農業経営の安定に貢献します。
工事諸元 (抜粋) |
横軸斜流ポンプ 1000HZGM型 Φ1000㎜✕2.36(2.76)ⅿ3/sec✕7.1(3.4)m |
2台 |
横軸斜流ポンプ 1350HZGM型 Φ1350mm✕4.24m3/sec✕3.4m |
2台 | |
工期 | 令和6年(2024年)6月26日~令和10年(2028年)3月8日 | |
施工場所 | 宮城県石巻市鹿又地内他 |
荏原が掲げる長期ビジョン「E-Vision2030」では、「地球にやさしい社会、安全・安心に過ごせる社会インフラ、水や食べるものに困らない世界」を支え、「持続可能な社会づくりへの貢献」を目指しています。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
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