2024年09月30日
荏原製作所は、このたび株式会社みずほ銀行(以下:みずほ銀行)との間で、みずほ銀行をアレンジャーとするシンジケーション方式による「Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス※1」のコミットメントライン契約を締結しました。
<h3><b>1.背景</b></h3>
「Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス」は、みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社(以下:みずほリサーチ&テクノロジーズ)が国内外で信頼性の高い人的資本に関する情報開示のガイドライン(ISO30414、内閣府人的資本可視化指針等)を参考に、独自に開発した評価手法を用いて、企業の人的資本経営に関する可視化・開示と実践の取り組みをスコアリングし、一定のスコア以上を満たした場合に融資を行う商品です。また、みずほリサーチ&テクノロジーズによる定期的なモニタリングとフィードバックを通じて、企業の人的資本経営の継続的な取り組みの支援も行われます。
当社は長期ビジョン「E-Vision2030」において、2030年に向けて解決・改善に取り組む重要課題の一つとして「人材の活躍促進」を掲げ、多様な社員の活躍を促進するための「働きがい」と「働きやすさ」の追求を設定し、グローバルで荏原グループ全社員のエンゲージメントを高める人事施策を実施しております。
<h3><b>2.概要</b></h3>
このたび、当社が以下の領域等における取り組みを開示していることが高く評価され、今回の契約締結に至りました。
・育成領域:
「E-Vision2030」で目指す「2030年にグローバルエクセレントカンパニーとなる」ことを達成するため、GCDP※2(Global Career Development Program)の受け入れ先を増やし、グループグローバルに所属する全従業員(非管理職層)に参加機会を広げ2年間のプログラムを実施している点を、その受講者数とともに開示していること。また、Global Key Position※3非日本人社員比率30%以上というKPIを定め、取り組みを進めている点が説明されていること。
・健康・安全領域:
自社独自に設定した「健康経営戦略マップ」を用いて、健康経営で目指すありたい姿と施策(健康投資)及びその取り組みの効果を説明していること。また、各施策に関する項目ごとに健康経営KPIを定め、経年で数値が開示されていること。
<h3><b>3.今後の展望</b></h3>
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG 重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※1
:「Mizuho人的資本経営インパクトファイナンス」の詳細につきましては、みずほ銀行のプレスリリースをご確認ください。
URL:
https://www.mizuhobank.co.jp/release/pdf/20230530_2release_jp.pdf
※2:Global Career Development Program(当社独自の人材育成プログラム)
※3:荏原グループの国内外重要ポジション