2024年11月01日
荏原製作所(以下:荏原)は、2024年10月31日(木)付でブラジル子会社のEBARA BOMBAS AMÉRICA DO SUL LTDA.(以下:EBAS)を通じて、ウルグアイのポンプ販売会社であるAsanvil S.A.(以下:Asanvil社)の発行済株式の80%を取得し、同社をEBASの子会社としました。
<h3><b>1.背景と目的</b></h3>
当社は、中期経営計画「E-Plan2025」において、建築・産業セグメントを成長事業と位置づけています。成長市場を取り込み、海外市場でのシェア向上を図るため、M&Aを含む投資を積極的に行い、海外新拠点の設立を進めています。既に2020年以降の約5年間では10拠点(M&Aにより取得した3拠点を含む)を新設しており、今回が11拠点目となります。
南米地域では、農業、建築、産業向け等のポンプ市場が成長しており、当社はブラジル、コロンビアの拠点を活用し、同地域での事業を拡大してきました。本買収により、当社は新たに南米の中南部地域の一つであるウルグアイに販売拠点を獲得します。同国内での販売シェア拡大を図ると同時に、周辺諸国への販売ネットワークを強化し、南米地域での事業をさらに拡大させてまいります。
<h3><b>2.買収企業概要</b></h3>
社名:Asanvil S.A.
設立年:2012年
所在地:ウルグアイ カネロネス県
事業内容:標準ポンプ等の組立・販売・アフターサービス
<h3><b>3.今後の計画</b></h3>
今後は、Asanvil社が持つ販売網や製品・サービスにおける現地ニーズへの対応力を活かし、同社を通じた荏原グループの製品・サービスの提供等により、シナジーを創出してまいります。これにより、南米中南部地域における荏原ブランドのプレゼンスおよび市場シェアを向上させ、長期的な事業成長を図っていきます。
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。