2024年12月18日
荏原製作所(以下:荏原)とそのグループ会社の荏原冷熱システムが開発した「水素焚吸収冷温水機『RHDH』シリーズ(以下:本機器)」が、「2024年省エネ大賞」(主催:一般財団法人省エネルギーセンター)の製品・ビジネスモデル部門で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞しました。
「省エネ大賞」は、省エネ意識、活動および取り組みの浸透、省エネ製品等の普及促進に寄与することを目的に、一般財団法人省エネルギーセンターが国内の企業・自治体・教育機関等に対して優れた省エネ推進の事例や、省エネ性に優れた製品並びにビジネスモデルを表彰する制度です。地球温暖化の原因と考えられている温室効果ガスの削減は、全世界共通の課題であり、水素はカーボンニュートラル達成に向けた次世代エネルギーとして期待されています。荏原グループは、水素サプライチェーン「つくる・はこぶ・つかう」の分野で荏原グループならではの水素ビジネスの創出を目指しています。
吸収冷温水機は熱を駆動源とする冷凍機で、従来より都市ガス・灯油などを燃料としています。近年、産業分野を中心に水素の用途が広がりつつあるなか、脱炭素、CO2フリーという思想のもと、荏原グループは水素を燃料として直接「つかう」ことで空調用の冷温水の製造が可能な製品を開発しました。水素を使用することで、本機器は年間で灯油に比べて95%、都市ガスに比べて94%のCO2排出量を削減することができるため、2050年カーボンニュートラルの実現に貢献する製品として、今回評価いただきました。
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製品詳細(荏原冷熱システムのウェブサイトに移行します)
RHDH
型水素焚吸収冷温水機
■表彰式
日時:2025年1月29日(水)10~12時
場所:東京ビッグサイト 会議棟 レセプションホールA
■展示会
展示会名:ENEX2025 第49回地球環境とエネルギーの調和展
期間:2025年1月29日(水)~31日(金)
場所:東京ビッグサイト 東展示ホール
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
※ 文中の「○○○型」の表示は当社の機種記号です。