2025年02月13日
荏原製作所は、国際的な非営利団体であるCDP※が実施した2024年度の企業のサステナビリティ調査において、「気候変動」と「水セキュリティ」の2分野で、昨年度の「B」から評価を向上させ、初めて「A-(Aマイナス)」の評価を獲得しました。
<h3><b>1.背景</b></h3>
荏原グループは、2020年に制定した長期ビジョン「E-Vision2030」のもと、「環境マネジメントの徹底」を重要課題の一つに掲げ、カーボンニュートラルや合理的な水使用の取り組みを進めています。また、中期経営計画「E-Plan2025」の基本方針では、「ESG経営の更なる進化」を重点領域とし、自社製品・サービスを通じた環境負荷低減を推進しています。
<h3><b>2.概要</b></h3>
CDPが実施した2024年度の本調査では、24,800社以上の企業と1,100以上の自治体がCDP質問書を通じて環境情報を開示し、当社は「A-」の評価を獲得しました。
荏原グループでは、気候変動について2050年にバリューチェーン(Scope1,2,3)でのカーボンニュートラル達成を目指しています。2030年にはScope1,2においてGHG排出量を55%(2018年比)、Scope3において25%(2021年比)を削減する目標を掲げ、エネルギーの効率的な利用や、再生可能エネルギーの活用、製品の高効率化などに取り組んでいます。また、水セキュリティについては、売上高あたりの水の使用量を最大限合理的なものとし、水使用原単位を前年値以下とする目標を設定しています。事業活動においては、工程水の循環利用の推進や水使用プロセスの改善など、環境負荷低減に努めています。
<h3><b>3.今後の展開</b></h3>
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。
ご参考:当社ホームページ _荏原グループのカ-ボンニュートラル
※CDPについて https://japan.cdp.net/
CDPは、世界で唯一の独立した環境情報開示システムを運営するグローバルな非営利団体です。ビジネス、資本、政策、科学のリーダーと提携し、アースポジティブな意思決定を可能にする新しい情報を提供しています。2024年には、24,800社以上の企業と1,100以上の自治体がCDP質問書を通じて環境情報を開示しました。世界の運用資産の4分の1以上を保有する金融機関は、投資や融資の意思決定のためにCDPデータを活用しています。