灰の資源化

都市鉱山として注目が高まっている焼却灰

ごみ焼却施設で処理されたごみは、燃やされて灰になった後に最終処分場へと運ばれます。現在、環境カンパニーではこの「灰」を再資源化する取り組みを積極的に行っています。灰を溶かして再結晶化させる溶融還元技術を用いて再生石材を製造し、道路の舗装工事や河川の護岸工事などで活用。
また灰を溶かして作られる溶融メタルには、鉄や銅などのベースメタルのほか、金、銀、白金、パラジウムなどの貴金属類やレアメタルが豊富に含まれており、国内各地の製錬工場へ送られて有価金属原料へと生まれ変わります。金属のリサイクルを通して、金属採掘に伴う環境汚染や生態系への影響の軽減も実現しています。
こうした高度な技術を用いたさまざまな取り組みにより、ごみ焼却施設から排出される灰を100%資源化。埋め立て処分ゼロを実行し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

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