オイル＆ガス・石油精製を支える

世界的な人口増加と新興国の経済成長を背景に、エネルギー需要は今後も増加することが見込まれています。荏原は、コンプレッサや蒸気タービンを通じて、原油等の生産工程を担うアップストリーム（上流分野）および輸送や貯蔵を担うミッドストリーム（中流分野）向けに、ガス収集や昇圧、ガス輸送（パイプライン）などのガス圧縮ソリューションを提供しています。天然ガスがパイプラインを通して生産地から加工施設、貯蔵場所そしてエンドユーザーへ送られる際、コンプレッサは圧力と流量を維持する上で重要な役割を果たします。当社の電動モータ駆動のパイプラインコンプレッサは、厳しいNOx・CO₂排出規制が求められるパイプライン・ステーションの新設および更新において環境負荷の低減に貢献することを目指しています。

また石油精製分野でも水素化精製、水素化分解などで豊富な実績を持っています。1950年代初めより石油精製用のコンプレッサと蒸気タービンを供給するリーディングカンパニーとして活躍しています。グローバルな市場の変化と世界的な環境規制の強化などにより、クリーンな燃料とプラントの低環境負荷への要求は高まっています。そうしたマーケットの声に応え、これからも脱炭素市場に向けた製品・技術開発に積極的に取り組んでいきます。