肥料の安定供給

食糧を世界中に届けるために高圧ポンプが活躍

豊かに実をつけた広大な農地と高圧ポンプ。一見して結びつかないこの2つは、肥料を介して関わりがあり、40年以上の開発の歴史や取り組みがあります。
肥料を製造するプラントでは、尿素肥料の原料となる強アルカリ性で揮発性の高いアンモニアが使われているため、漏れを確実に防ぐことができる高い信頼性と性能が求められます。こうした肥料の生成過程に、荏原の高圧ポンプが使用されています。この高圧ポンプは、富士山(3776m)の高さ以上を噴き上げることのできる非常に強力なポンプです。肥料の製造過程には化学反応プロセスがあり、その化学反応には非常に高い圧力が必要不可欠なのです。

これまでの世界累計納入台数は2023年現在で、アンモニアポンプ210台とカーバメートポンプ267台を達成。2000年以降の新設プラントにおいては、当社の遠心式ポンプは90%以上の圧倒的なシェアを占めています。世界中に食糧が安定供給されることを目指して、今日も当社のポンプは動き続けています。