水撃解析

精度の高い水撃解析による送水設備の安全性確保

製品紹介

ポンプの始動・停止などにより送水管路内の水が急激に流速変化すると、管路内圧力の著しい上昇や低下を引き起こし、管路やポンプ・バルブなどの機器を破損させることがあります。この圧力変動は水撃現象と呼ばれ、水撃現象の検討は送水システムの安全上欠かせない技術です。

荏原では水撃現象により送水管路に発生する圧力の変動を数値解析により予測することができます。解析で水撃による問題が発生すると予想された場合、水撃対策機器(フライホイール、サージタンク、エアチャンバ等)を含めた水撃計算を行い、必要に応じて最適な水撃対策案を検討することができます。

特長

1.自社製流体過渡現象解析プログラムによる高精度水撃解析

水撃現象の解析には特性曲線法を基とした自社製流体過渡現象解析プログラムを使用します。本解析プログラムは40年以上の歴史を誇り適用事例も非常に豊富で、数多くの現地水撃試験との比較によりその解析精度は十分実証されています。

2.豊富な機器特性データに基づく水撃計算

本解析プログラムは分岐・合流を含んだ複雑な管路も対応可能で、境界条件となる各機器(ポンプ、バルブ、タンク)の特性も数多く準備されており、実際の送水系統に近い水撃検討が行えます。ポンプやバルブの機器特性を豊富に有するポンプメーカーならではの高度な水撃検討を提供します。

3.特殊な水撃現象も検討可能

スイング式逆止弁がポンプ停止と同時に大きな衝撃音と共に閉じるスラミング現象についても検討が可能で、スラミング現象が発生しない逆止弁を選定することができます。また水柱分離を考慮した計算も可能です。

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