洪水を防ぐ排水機場

1秒間に50tもの水を排出し、農地や住宅地を水害から守る排水ポンプ

雨が降った後、その「雨水」はどこへ行くのでしょうか? 地中にしみ込む分もありますが、残りの雨水は側溝や排水路等に入り、最後は川に流れ込みます。しかし大型台風が来たり、大雨になると、水があふれてしまい自然に流れていかなくなることがあります。この時に活躍するのが排水機場と呼ばれる施設です。排水機場は雨水や生活排水などを、排水ポンプを使って汲み上げて強制的に河川に排水するための施設で、水害を未然に防いでいます。最近では、突然の大雨、ゲリラ豪雨、過去最大級の降水量等、雨に関する異常気象のニュースが世界各地から聞かれるようになりました。排水機場の役割は今後、ますます重要になるでしょう。

荏原の国内排水機場へのポンプ設置数は1,000ヵ所を超え、日本でもNo. 1シェアを占める豊富な納入実績があります。排水ポンプの羽根車の大きさが3.8mにおよぶ巨大な物や、約50tもの水を1秒で排水できるポンプを4台も設置している世界最大級の排水機場にも携わってきました。こうした世界トップクラスを誇る生産技術で、これからも人々の暮らしを水害リスクから守っていきます。

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