東京湾アクアライン/海底トンネル換気設備(日本)

世界一の長さを誇る海底トンネルの換気を支え、安全で快適な走行を守ります

協力:東京湾横断道路株式会社

協力:東京湾横断道路株式会社

1997年に開通した千葉県と神奈川県を結ぶ全長約15kmの東京湾横断道路(東京湾アクアライン)。このうちの約10kmを占めるのが東京湾の海底を横断する「アクアトンネル」です。水底道路トンネルとして世界で最も長いトンネルで、荏原が換気設備を納入しています。道路トンネルでは、両坑口間の圧力差によって生じる自然風や、走行車両のピストン作用によって生じる流れを利用して、常時自然換気が行われています。そして、交通量の増加によって必要換気量が増加した場合など、この自然換気だけでは対処できない状況が発生する道路トンネルでは、換気設備を設置して機械換気が行われます。

協力:東京湾横断道路株式会社

協力:東京湾横断道路株式会社

東京湾アクアトンネルは防災の面からトンネル断面が床版によって上下2層に分けられた特殊な構造になっていて、そのトンネル直径は14mにもなります。交通の換気力を利用し、低コスト・省エネルギーが図られた換気方法が採用され、当社は口径4mの排風機2台、床版下送風機2台とその付帯設備を手がけました。都心の交通混雑の緩和や産業活動の向上など、さまざまな効果をもたらしてきた東京湾アクアライン。これからも多くの人が安全に走行できる環境を提供し続けていきます。

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