口径1350 mm立軸斜流ポンプ(写真1) 1台
(176 m3/min×5.6 m×240 kW)
水中軸受に特殊樹脂軸受,軸封部にフローティングシールを採用し,無注水化を行っている全速全水位先行待機型の雨水排水ポンプである。
口径1200 mm立軸斜流ポンプ(写真2) 1台
(220 m3/min×4.4 m×240 kW)
水中軸受に特殊樹脂軸受,軸封部にフローティングシールを採用し,無注水化を行っている全速全水位先行待機型の雨水排水ポンプである。
口径1800 mm立軸斜流ポンプ(写真3) 1台
(512 m3/min×13 m×1720 kW)
軸封部にメカニカルシールを採用した全速全水位先行待機型の雨水排水ポンプである。
口径1500 mm立軸斜流ポンプ(写真4) 1台
(290 m3/min×10.5 m×720 kW)
水中軸受にセラミック軸受,軸封部にメカニカルシールを採用し,無注水化を行っている雨水排水ポンプである。
口径1350 mm立軸斜流ポンプ(写真5) 1台
(282 m3/min×6.8 m×507 kW)
水中軸受に特殊樹脂軸受,軸封部にフローティングシールを採用し,無注水化を行っている全速全水位先行待機型の雨水排水ポンプである。
口径600 mm横軸斜流チューブラポンプ(写真6) 1台
(70 m3/min×5.3 m×100 kW)
高流速型のチューブラポンプである。
口径1800 mm立軸斜流ポンプ 1台
(431 m3/min×8.2 m×830 kW)
水中軸受用潤滑水の回収を行い環境に配慮した,全速全水位先行待機型の高流速雨水排水ポンプである。
口径700 mm立軸斜流ポンプ(写真7) 1台
(70 m3/min×8.4 m×155 kW)
全速全水位先行待機型の高流速雨水排水ポンプである。
写真1 1350 mm立軸斜流ポンプ Photo 1 1350 mm vertical mixed flow pump
写真2 1200 mm立軸斜流ポンプ Photo 2 1200 mm vertical mixed flow pump
写真3 1800 mm立軸斜流ポンプ Photo 3 1800 mm vertical mixed flow pump
写真4 1500 mm立軸斜流ポンプ Photo 4 1500 mm vertical mixed flow pump
写真5 1350 mm立軸斜流ポンプ Photo 5 1350 mm vertical mixed flow pump
写真6 600 mm横軸斜流チューブラポンプ Photo 6 600 mm tubular type horizonal mixed flow pump
写真7 700 mm立軸斜流ポンプ Photo 7 700 mm vertical mixed flow pump
口径1800 mm横軸斜流ポンプ 2台
(7.5 m3/s×4.4 m×442 kW)
軸封部にメカニカルシールを採用し無水化を行っている排水ポンプである。
口径1500 mm立軸斜流ポンプ 1台
(366 m3/min×9.0 m×730 kW)
水中軸受にセラミック軸受,軸封部にフローティングシールを採用し,無水化を行っている農業排水ポンプである。
口径1350 mm横軸斜流ポンプ 2台
(3.58 m2/s×2.3 m×116 kW)
軸封部にメカニカルシールを採用し無水化を行うとともに,水中軸受潤滑用グリースの回収を行い環境に配慮した排水ポンプである。
口径900×500 mm立軸斜流多段ポンプ(写真8) 4台
(34.2 m3/min×274.3 m×2051 kW{9030 GPM×900 ft×2750 HP})
口径900×500 mm立軸斜流多段ポンプ 4台
(34.2 m3/min× 190.5 m×1492 kW{9030 GPM×625 ft×2000 HP})
口径900×500 mm立軸斜流多段ポンプ 3台
(43.8 m3/min× 176.8 m×2678 kW{11547 GPM×580 ft×2250 HP})
米国コロラド州向けの水道水送水用ポンプである。VFD(Variable frequency drive)で回転速度を制御して,必要水量を調整できるため,消費電力が節約できる。米国のNSF規格に適合したポンプ材料/塗料を選定して製造されている。吸込み側のバレルは米国国内で製造した。
口径500 mm 立軸斜流多段ポンプ(写真9) 1台
(36 m3/min×45.3 m×400 kW)
水中軸受にセラミック軸受,軸封部にメカニカルシールを採用し,無注水化を行っており,フライホイールカップリングで水撃対策を行った幹線送水ポンプである。
写真8 900×500 mm立軸斜流多段ポンプ Photo 8 900×500 mm vertical multi-stage mixed flow pump
写真9 500 mm立軸斜流多段ポンプ Photo 9 500 mm vertical multi-stage mixed flow pump
機名:1000×500TDM-VB5(写真10)
要項:2228.2 t/h×350 m×2950 kW
中国に2台納入した。同国には同等仕様ポンプ20台の納入実績がある。
1段目両吸込,2段目以降片吸込4段インペラの縦軸バレル型ポンプである。吸込性能を考慮して1段目を両吸込インペラとし,2段目以降は片吸込インペラで昇圧している。
火力発電所納入復水ポンプとしては最大クラスのポンプである。
写真10 1000×500 mmTDM-VB5型復水ポンプ Photo 10 1000×500 mm Model TDM-VB5 condensate extraction pump
国内外の事業用火力発電所向けボイラ給水ポンプを納入した。主な仕様は次のとおりである。
マレーシア 火力発電所向けボイラ給水ポンプ(写真11)
機名:16×16×18-5stg HDB 2台
要項:1695 m3/h×3365 m×16000 kW
写真11 マレーシア 火力発電所向けボイラ給水ポンプ Photo 11 Boiler feed water pump for thermal power plant in Malaysia
口径1800 mm立軸可動羽根斜流ポンプ(写真12) 2台
(30500 m3/h×120 kPa×1400 kW)
ウォームギアを用いて羽根角を可変とした発電所の取水用ポンプである。
口径900 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ 6台
(8000 m3/h× 14.5 m×500 kW)
台湾の2×800MW石炭火力発電所の脱硫装置用海水ポンプである。二相ステンレス鋼を用いて海水耐食性を向上させた製缶製ポンプを採用している。
口径1650 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ(写真13) 10台
(450 m3/m× 15 m×1800 kW)
サウジアラビア向け5×620MW石油火力発電所の脱硫装置用海水ポンプである。スーパー二相ステンレス鋼を用いて海水耐食性を向上させた製缶製ポンプであり,メンテナンス性を考慮して,回転体プルアウト構造を採用している。
写真12 1800 mm 立軸可動羽根斜流ポンプ Photo 12 1800 mm vertical mixed flow adjustable vane pump
写真13 1650 mm 立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ Photo 13 1650 mm vertical mixed flow duplex stainless-steel can pump
口径1800 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ(写真14) 6台
(27300 m3/h× 16.4 m×1800 kW)
サウジアラビア向け3×700MW IPP発電用の循環水ポンプである。スーパー二相ステンレス鋼を用いて海水耐食性を向上させた製缶製ポンプであり,メンテナンス性を考慮して,回転体プルアウト構造を採用している。
写真14 1800 mm 立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ Photo 14 1800 mm vertical mixed flow duplex stainless-steel can pump
国外の製鉄所向けでスケーリングポンプを納入した。主な仕様は次のとおりである。
韓国製鉄所向けデスケーリングポンプ(写真15)
機名:6×101/4-7stg HDB 1台
要項:3.8 m3/min×29.8 MPa×3700 kW
写真15 韓国 製鉄所向けデスケーリングポンプ Photo 15 Descaling pump for steel plant in Korea
口径600 mm立軸斜流ポンプ 1台
(2600 m3/h×65 m×700 kW)
口径600 mm立軸斜流ポンプ 1台
(3100 m3/h×100 m×1200 kW)
軸封部にグランドパッキンを採用した高炉羽口用ポンプである。
口径600 mm立軸斜流ポンプ 1台
(3700 m3/h×50 m×900 kW)
軸封部にグランドパッキンを採用した高炉送水用ポンプである。
(1)
オーストラリアLNGプラント向け
口径800×500 mm立軸斜流多段ポンプ(写真16) 3台
(2500 m3/h× 175 m×1300 kW)
口径300 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ 3台
(681.3 m3/h× 116.9 m×340 kW)
オーストラリアのLNGプラント向けコンデンセートオイル輸送ポンプ及び消火ポンプである。コンデンセートオイル輸送ポンプは,吸込バレル付であり,ダブルメカニカルシールを用いている。また消火ポンプの材料は耐海水腐食性を考慮しスーパー二相ステンレス鋼を採用している。
(2)
オマーン石油精製プラント向け
口径1100 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ 4台
(250 m3/min ×49.9 m×2700 kW)
オマーン石油精製プラント向け海水取水ポンプである。スーパー二相ステンレス鋼を用いて海水耐食性を向上させた製缶製ポンプを採用している。
(3)
ベトナム石油精製プラント向け
口径1200 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ(写真17) 5台
(13500 m3/h×51.3 m×2500 kW)
口径1600 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ 2台
(22000 m3/h×22 m×1780 kW)
口径1200 mm立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ 3台
(16640 m3/h×19.2 m×1570 kW)
ベトナム石油精製プラント向け海水取水ポンプ,脱硫装置用スプレーポンプ及び海水排水用ポンプである。スーパー二相ステンレス鋼を用いて海水耐食性を向上させた製缶製ポンプを採用している。また,海水排水ポンプはVFD(Variable frequency drive)で回転速度制御が可能なポンプである。
(4)
インドネシアエチレンプラント向け
口径1350 mm立軸斜流ポンプ 1台
(19600 m3/h×31.4 m×2282 kW)
インドネシアエチレンプラント向け海水取水ポンプである。ケーシング材料に海水用特殊鋳鉄を使用している。駆動機には蒸気タービンが用いられている。
写真16 800×500 mm 立軸斜流多段ポンプ Photo 16 800×500 mm vertical multi-stage mixed flow pump
写真17 1200 mm 立軸斜流二相ステンレス鋼製缶ポンプ Photo 17 1200 mm vertical mixed flow duplex stainless-steel can pump
中東や東南アジアを始め,世界各地の石油・ガスプラントを中心に,プロセスポンプを約400台納入した。
基本設計・構造はAPI610(アメリカ石油学会規格)に準拠し,かつ要求の厳しい顧客仕様に適合させている。
主な納入先は次のとおりである。
サウジアラビア向け石油精製プラント用
機名:150×100KSM,100×80UCWT ほか 計34台
シンガポール向け化学プラント用(写真18)
機名:150×100 R2M,250×150UCWMほか 計21台
ベトナム向け石油精製・石油化学コンビナート用
機名:250×200 KSM,100VPSS4Mほか 計42台
ロシア向けパイプライン用
機名:450×250VPCS1M 計9台
写真18 芳香族供給ポンプ Photo 18 Aromatic feed pump
海外のリファイナリープラント向けに高圧プロセスポンプを多数納入した。
主な実績は次のとおりである。
(1)
ベトナム リファイナリープラント向けボイラ給水ポンプ(写真19)
機名:300×250DCD 8T/M 3台
要項:674.4 m3/h×1902.8 m×4900 kW
(2)
ベトナム リファイナリープラント向けボイラ給水ポンプ(写真20)
機名:250×200SPD 5T/M 3台
要項:426.7 m3/h×825.5 m×1300 kW
(3)
サウジアラビア リファイナリープラント向けアミンポンプ(写真21)
機名:400×300SPD 3T 2台
要項:1985 m3/h×392.5 m×3300 kW
(4)
(5)
(6)
写真19 ベトナム リファイナリープラント向けボイラ給水ポンプ Photo 19 Boiler feed water pump for refinery plant in Vietnam
写真20 ベトナム リファイナリープラント向けボイラ給水ポンプ Photo 20 Boiler feed water pump for refinery plant in Vietnam
写真21 サウジアラビア リファイナリープラント向けアミンポンプ Photo 21 Amine pump for refinery plant in Saudi Arabia
写真22 中国 リファイナリープラント向けチャージポンプ Photo 22 Charge pump for refinery plant in China
写真23 アメリカ 肥料プラント向けカーバメートポンプ Photo 23 Carbamate pump for fertilizer plant in America
写真24 リファイナリープラント向け動力回収タービン Photo 24 Power recovery turbine for refinery plant in Saudi Arabia
(1)
(2)
・高圧LPGサブマージドモータポンプ
本ポンプはモータを含むポンプ全体が−42 ℃のLPG(液化石油ガス)に潜設される。顧客仕様で揚程値が当初使用予定のものと将来想定しているものとで異なるため,当初は段抜きで納入し,揚程値を変更したいときに,全段を使用するものとした。
本ポンプは国内納入実績では最大揚程のポンプで試験設備の設備上限10 MPa(ゲージ圧)を超えていたため,低温実液試験時には当初仕様の17段と設備上限の20段で試験を行い,納入した。
それぞれの仕様は次のとおりである。
機 名 :2ECC-0924(17)(写真25) 4台
要項(当初17段仕様):48.3 m3/h×1210 m-LPG×261 kW
要項(将来24段仕様):48.3 m3/h×1710 m-LPG×261 kW
写真25 高圧LPGサブマージドモータポンプ(ECC型) Photo 25 High pressure LPG submerged motor driven pump(model ECC)
空調用大型物件等での省スペース・省エネルギー型ポンプの需要の高まりに対応すべく,高効率のトップランナー電動機を搭載した大流量立形ラインポンプ(LPD4型)のメンテナンス性を向上さるため,モデルチェンジを行い2015年4月に発売を開始した(写真26)。
特長
メカニカルシール交換時,従来モデルでは電動機の取り外し及びポンプの全分解が必要であったのに対し,新型モデルではカートリッジ式メカニカルシール及びスペーサカップリングを採用することによって,配管に設置したままの状態でポンプの分解と電動機の取り外しを行わずに点検窓から交換することを可能とした。
仕様
口 径
:125~200 mm
電動機出力
:7.5~90 kW
吐 出 し 量
:最大11.5 m3/min
全 揚 程
:最大85 m
写真26 LPD4型ラインポンプ外観 Photo 26 Line pump, model LPD4
(1)
高揚程型(EVM-E型)
2020年東京オリンピック関連需要で,首都圏の再開発が多数計画されており,高層ビル向けの高揚程ポンプの需要の高まりに対応すべく,ステンレス鋼製立形多段ポンプEVM-E型の最高使用圧力を上昇させ,段数を増加した高揚程モデルを発表した(写真27)。
特長
従来のEVM型の省スペース,省エネルギー,メンテナンス性を維持したまま,最大325 mまでの高揚程機種を追加した。
仕様
口 径:80 mm
電動機出力:45 kW
吐 出 し 量:最大600 L/min
全 揚 程:最大325 m
(2)
大容量型(EVM-R型)
主に水処理用の大流量ポンプの需要の高まりに対応すべく,ステンレス鋼製立形多段ポンプEVM-E型の大容量モデルEVM-R型を開発した。早期市場投入のため,海外ポンプメーカの製品評価を行い,国内向けにアレンジし製品化した(写真28)。
特長
従来のEVM型の省スペース,省エネルギー,メンテナンス性を維持したまま,最大3000 L/minの大流量機種を追加した。
仕様
口 径:100~125 mm
電動機出力:11~45 kW
吐 出 し 量:最大3000 L/min
全 揚 程:最大205 m
写真27 高揚程モデルEVM-E型外観 Photo 27 High head type, model EVM-E
写真28 EVM-R型外観 Photo 28 Model EVM-R
ステンレス鋼製立形多段標準ポンプEVM型をフルモデルチェンジしたEVMS型を,イタリアのEBARA PUMPS EUROPE S.p.A社を製造拠点としてグローバル市場向けに販売を開始した。ポンプの効率を従来モデルに比べ大幅に向上させたとともに,ポンプ運転時に発生する軸方向の荷重を最大88%低減させ,電動機の長寿命化を図った。軸封や配管接続のバリエーションを増やし,多様化する顧客のニーズに対応できるようにした(写真29)。
仕様
規定流量:1~20 m3/h
全 揚 程 :最大250 m
出力範囲:0.37~18.5 kW
写真29 EVMS型ポンプ外観 Photo 29 Model EVMS
水道本管から分岐した配水管に接続し,配水管の圧力を増圧することで建物内所要箇所に給水する新型直結給水ブースタポンプPNAFM型/PNEFM型を2015年1月から発売した(写真30)。
PNAFM型・PNEFM型は,当社の従来製品(PNAEM型/PNEEM型)の後継機種であり,省エネルギー性能の向上や,操作性・メンテナンス性を追求した製品となっている。
特長
(1)
IE4(スーパープレミアム効率)相当のPMモータを搭載したMVFA型 ステンレス鋼製多段渦巻ポンプを採用し,高効率ポンプ・モータによって優れた総合効率を実現。
(2)
従来の推定末端圧力一定制御に加えて,当社独自のEモード運転機能(運転状況に応じて,適切な最低圧力設定値と小水量時の運転時間を自動的に切り替える機能)を搭載し,最大で約50%の省エネルギー化を実現(当社従来機種比)。
(3)
表示操作パネルの7セグメントLEDやボタンを従来形より大きくし,視認性と操作性を向上。
(4)
【特殊仕様】予備回路として,表示・制御基板と圧力センサを備えておくことで,表示・制御基板や圧力センサの異常が発生した場合に,自動で予備回路による運転に切り替わり,正常時と同様の推定末端圧力一定制御による自動運転が継続可能となるシステムバックアップ仕様に対応(PNEFM型)。
(5)
口径:
25~75 mm
電動機呼び出力:
0.4~15 kW
吐出し量:
最大900 L/min
全揚程:
最大76 m
運転方式:
単独交互(PNAFM型),3台ローテーション(PNEFM型)
写真30 PNAFM型 Photo 30 Model PNAFM
ビルやマンション向けの消火設備として使用される,消火ポンプMDFU・MDFP型を,トップランナーモータを搭載したMEFU・MEFP型にモデルチェンジした(写真31)。
特長
(1)
(2)
(3)
仕様
口径:
40~ 65 mm
電動機呼び出力:
2.2~7.5 kW
吐出し量:
最大450 L/min
全揚程:
最大114 m
写真31 消火ポンプMEFU型 Photo 31 Fire pump, model MEFU
マンホールポンプをはじめとした屋外ポンプ設備の監視に使用されている通報装置(EMMD21型)の後継機として,従来品より小形・高機能化したデータ通報装置(EMMD-X型)の提供を開始した。本製品は,データ通報装置として3世代目の製品であり,次のような特長をもっている。
(1)
従来の一般電話回線を利用した音声やFAX,データ通報機能を残しつつ,FOMAⓇ回線の利用を標準化し,Eメールでの通報ができるとともに,FOMAⓇにおいても音声アナウンスによる通報を可能とした。
(2)
(3)
故障履歴1000件,運転履歴4000件,通報履歴2000件と当社従来品よりデータ保存件数を大幅にアップし,より詳細なデータ解析が可能となった。
(4)
GPSによる自動時刻補正機能を内蔵(GPSアンテナ付属)し,定期的な時刻の調整作業が不要になり,メンテナンス性を向上させた。
(5)
※「FOMA」は(株)NTTドコモの登録商標です。
写真32 データ通報装置(EMMD-X型) Photo 32 Pump monitoring device(model EMMD-X)
納入先:
北陸農政局新川流域農業水利事業所
ポンプ機名:
ポンプ要項:
40 m3/s×2.6 m×1400 kW
本排水機場は,新潟平野のほぼ中央にある西蒲原地域の農地(約198 km2)を縦断する,二級河川新川の日本海に接する河口部に位置する。
建設当時(1970年)は東洋最大級とうたわれ,機械学会賞を受賞(1972年)したチューブラポンプ構造は,潜水艦を連想させる内胴部分に駆動機が収納され,細部にまで卓越した設計が行われていた。
建設から約40年が経過し施設の老朽化や維持管理費の増加のため機場の機能維持が困難な状況となり,2007年(平成19年度)から,主ポンプ設備,電気設備及び共通補機設備の更新工事が開始された。また同時期に行われた更新事業では,既設水路の土木構造物に対する補修・補強,既設建築構造物の耐震補強・補修及び特高受電設備の更新工事が並行して進められた。
主ポンプ設備の撤去・更新は非出水期の7箇月余りに1台ずつ行う厳しい工程であったが,発注者を含め工事関係者による綿密な工程調整によって順調に進められ,約8年の歳月を要して2015年6月に無事故無災害で更新工事を完了した。更新したポンプ設備は,回転体の一体搬入(写真33),転がり軸受の採用による潤滑油量の低減など各所に大幅な維持管理の改善が図られている。
写真33 据付時ポンプ回転体(呼称口径4200 mm) Photo 33 Setting a renewal pump rotor (nominal bore 4200 mm)
納入先:
宮城県
ポンプ型式:
ポンプ要項:
花笠第2排水機場は,宮城県亘理郡山元町の仙台湾沿岸に位置する排水機場である。平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による津波によって,機場建屋が崩壊し建屋内外の設置機器が破損,流出する等の被害を受け,使用不可能となった(写真34,35)。本工事は機能停止したポンプ設備の復旧対策を実施したものである。
全壊の建屋は上屋部分だけが更新され,地盤沈下による水位条件の見直しが必要となったポンプ設備は,精密診断の上,次の対策が取られた。
被害の大きい主原動機(電動機,エンジン),動力伝達装置(減速機),弁類(吐出弁,逆流防止弁),補機設備,監視操作制御設備,電源設備は交換となり,ポンプ全揚程見直しに伴う出力アップが実施された。主ポンプは,損傷のないケーシング,配管類は継続使用し,ポンプ全揚程の増加に対応するため,回転体の交換及び回転速度の増速が行われた。
1号主ポンプ(電動機駆動)には自動運転機能を付加し運転管理者の負担軽減を図るとともに,落水によるドライ運転を防止する機能を設ける等,様々な創意工夫を重ねた結果,顧客から高い評価を得ることができた(写真36)。
写真34 東日本大震災後の花笠第2排水機場 Photo 34 Pump station after the Great East Japan Earthquake
写真35 震災後の主ポンプ周辺状況 Photo 35 Conditions around the pumps after the earthquake
写真36 復旧後の花笠第2排水機場 Photo 36 Pump station after restoration
納入先:東北農政局
洪水時ポンプ1
型式:口径1800 mm横軸斜流ポンプ×2台
要項:7.5 m3/s×4.4 m×442 kW
洪水時ポンプ2
型式:口径900 mm横軸斜流ポンプ×2台
要項:1.7 m3/s×4.0 m×94 kW
常時兼用ポンプ
型式:口径1000 mm横軸斜流ポンプ×1台
要項:2.1 m3/s×3.3 m×90 kW
二郷堀排水機場は仙台市東南部に位置し地域の浸水被害を未然に防止する目的で設置されたものの,平成23年3月11日東北地方太平洋沖地震で発生した津波で壊滅的な被害を受け,農林水産省が震災直後に応急復旧を行った機場である。
今回新たに同地区に排水機場が建設され,応急復旧した既設機場よりも強制排水量を増加させることで地域全体において発生した地盤沈下に対応した。新機場は想定津波高さより上にダクト等に必要な建築開口を設けることや,電気設備を2階に設置するといった津波による被害軽減を考えた設計となっている(写真37)。また,震災直後の応急復旧として設置したエンジン等を移設転用するといった特徴がある。
本工事は,設計・施工一括発注方式によるもので,ポンプ設備一式は設計条件を基に実施設計を行い施工した。設計から完工に要した期間は平成25年6月から平成27年7月である。
写真37 ポンプ室 Photo 37 Pump room
納入先:神戸市建設局
1,2号雨水ポンプ
型式:口径800 mm立軸斜流ポンプ(無注水型)×2台
要項:114 m3/min×8.2 m×250 kW(立軸電動機駆動)
3,4号雨水ポンプ
型式:口径1650 mm立軸斜流ポンプ(先行待機,無注水型)×2台
要項:444 m3/min×8.2 m×920 kW(横軸一軸式ガスタービン駆動)
三宮南地区は神戸港に面した低地盤地域であり,2004年の台風16号による高潮では付近一帯が浸水し,国道2号が通行止めになるなどの被害が発生した。再度の水害を防ぐために「三宮南地区浸水対策事業」の主要施設の一つとして,神戸市中央区波止場に建設されたのが本雨水ポンプ場である(写真38)。
本ポンプ場には,吸込水槽水位に関係なく,いつでも始動できる全速全水位先行待機型ポンプ×2台が採用され,急激な降雨等によってポンプ井水位が急上昇した場合でも,対応可能な設備となっているのが特徴である。
写真38 原動機室全景(左:電動機×2台,右:歯車減速機及びガスタービン×各2台) Photo 38 Engine room (left: motor×2 units, right: gear reducer & gas turbine engine×2 units)
納入先:神戸市建設局
1,2号雨水ポンプ
型式:口径800 mm立軸斜流ポンプ(無注水型)×2台
要項:90 m3/min×7.4 m×160 kW(立軸電動機駆動)
3,4号雨水ポンプ
型式:口径1650 mm立軸斜流ポンプ(先行待機,無注水型)×2台
要項:340 m3/min×7.3 m×590 kW(横軸一軸式ガスタービン駆動)
本ポンプ場は,神戸市中央区小野浜町に設置された雨水ポンプ場であり,前項に掲載した中突堤ポンプ場と同一の「三宮南地区浸水対策事業」の主要施設の一つとして建設された。
それぞれの役割は,三宮南地区約200 haを三つの区域に分け,東側エリアが小野浜ポンプ場,西側エリアが中突堤ポンプ場,中央エリアが京橋ポンプ場となっており,三宮南地区の浸水対策を担っている。
本ポンプ場も中突堤ポンプ場と同様,全速全水位先行待機形ポンプが採用されている。
また,両ポンプ場は機器構成・工事工程がほぼ同じであったため,両ポンプ場間で綿密な連携を取りながら工事を遂行した。
写真39 ポンプ全景(立軸斜流ポンプ) Photo 39 Pump room (vertical mixed flow pump)
納入先:日本下水道事業団/福知山市上下水道部下水道課
雨水ポンプ設備
型 式:口径1000 mm横軸斜流ポンプ×4台
要 項:126 m3/min×6.9 m×206 kW
原動機:206 kWディーゼル機関
減速機:遊星歯車減速機
汚水ポンプ設備
型式:口径250 mm水中汚水ポンプ×2台,口径350 mm水中汚水ポンプ×1台
要項:7.6 m3/min×10 m×22 kW,15.6 m3/min×10 m×37 kW
2014年8月17日に発生した京都府福知山市の豪雨による大規模な洪水災害で,当社が納入したポンプ場4箇所が冠水被害に見舞われた(写真40)。
翌日(18日)に被害状況を調査し,続く台風期に備えるため応急復旧計画を立て,四つのポンプ場の中でも雨水排水ポンプ場であるため緊急性の高い和久市第一ポンプ場を,短期間で排水能力を復旧させることができた。約1週間足らずの短期間で全4台中2台を運用可能状態に復旧し,約3週間後までには全4台の排水ポンプを運用可能状態に復旧完了した。
また,応急復旧した雨水ポンプ設備の本復旧のため,減速機,エンジンの工場持帰り分解整備及び,真空ポンプ等補機の取替えを実施し,2015年5月末で作業完了。併設する汚水送水設備の復旧のため,端子箱まで冠水した水中ポンプの動力・制御ケーブル等の取替えも含む工場持帰り分解整備も実施。2015年9月末で,設備全体の復旧を完了した(写真41)。
写真40 災害状況 Photo 40 Aftermath of disaster
写真41 本復旧後 Photo 41 After restoration
中央環状品川線トンネル換気設備
納入先:首都高速道路(株)
①
②
③
④
⑤
⑥
写真42 軸流送風機 Photo 42 Axial flow fan
写真43 ジェットファン Photo 43 Jet fan
2015年,袖ケ浦工場は合計8台のブロワを出荷した。内訳は,日本国内下水処理場向けばっ気用ブロワ7台,日本国内鉄鋼業界のコークス炉ガス(COG)設備向けブロワ1台であった。
写真44は,日本国内COGブロワ(型式:800×750DTBGM)の外観である。本COGブロワは,コークスを生産する段階で炉から発生するCOGを精製装置やガスホルダへ圧送する排送用ブロワである。その他にガスホルダから所内燃料として各使用先へ圧送する昇圧用ブロワもラインアップしている。
羽根車周速が300 m/s以上の高周速であり,また,COGの特徴である多様な腐食成分と水分が多く含まれた運転環境のため,応力腐食割れに強いチタンを羽根車材に採用している。構造も羽根車応力を考慮し,一体削り出しのオープン羽根車としている。1976年に納めた既設ブロワ(型式:800×750DTBGM)が高評価であったため,新規案件の受注につながった(表1)。
写真44 日本国内COGプラント用ブロワ, 型式 800×750DTBGM Photo 44 Blower for COG plant in Japan, model 800×750DTBGM
型式 Model |
800×750DTBGM |
取扱ガス Gas handled |
コークス炉ガス Coke Oven Gas |
吸込流量 Suction flow rate |
50000 m3/h(NTP) |
吐出し圧力 Discharge pressure |
16.7 kPa{1700 mmAq}(Gauge) |
定格出力 Rated output |
700 kW |
2015年,エリオットグループは合計49台の圧縮機を出荷した。内訳は,遠心式多段46台,遠心式単段3台である。仕向け地別では,アジア向け28台,中近東向け7台,北南米向け13台,ヨーロッパ向け1台となる。
写真45は中国向けのMTOプラント用(石炭から製造したメタノールからプロピレン及びエチレンを製造する設備)冷凍圧縮機(Propylene refrigerant compressor)の連結機能試験の様子である。冷凍圧縮機は,熱分解されたProcessガスを冷却して製品を得るための冷却サイクルに使用される。
近年中国政府は素材分野でも中国製の割合を増やす政策(China Inside戦略)を強化してきている。その一環として中国の豊富な石炭資源を利用したMTOプラントが注目されている。エリオットグループは本MTOプラント用圧縮機への受注を着実に増やしてきている。
圧縮機は,機能試験で良好な結果を確認後出荷した。
写真45 中国向け遠心多段圧縮機(型式 60M9-6)連結機能試験 Photo 45 Multi-stage centrifugal compressor for China (model 60M9-6) string test
[エリオットグループ]
2015年,エリオットグループは多段蒸気タービン24台とガスエキスパンダ2台の全26台を出荷した。仕向け地別では,多段蒸気タービンがアジア向け15台,中近東向け2台,北南米向け7台,またガスエキスパンダがヨーロッパ向け2台となる。
用途は,石油精製,石油化学プラントでのプロセスガス圧縮機駆動用であった。
写真46は,USA向け遠心式圧縮機駆動用多段蒸気タービン(型式:SNV-9)である。片吸込み・カムリフトタイプのマルチガバナバルブを備える大出力復水型タービンであり,回転速度制御によって圧縮機の幅広い運転レンジに対応することができる。
写真46 USA向け多段蒸気タービン(型式 SNV-9) Photo 46 Multi-stage steam turbine for USA (model SNV-9)
[エリオットグループ]
ボイラ給水ポンプ用可変速流体継手,デスケーリング用急変速流体継手,ファン用流体継手,排水機場向け流体継手を多数納入した。
主な仕様は次のとおりである。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
(6)
写真47 国内製鉄プラント向け デスケーリングポンプ用急変速流体継手 Photo 47 Rapid variable-speed fluid coupling for descaling pump for steel plant in Japan
写真48 国内排水機場向け直交歯車内蔵充排油式流体継手 Photo 48 Filling and emptying type bevel-geared fluid coupling for drainage station in Japan
半導体などの製造プロセスでは排出ガスの性状によってドライ真空ポンプ内部で反応副生成物の析出や腐食などが生じやすく,ドライ真空ポンプにとっては過酷な運転条件となる。また半導体プロセスの微細化や液晶基板の大型化などによって,ドライ真空ポンプに流入するガス量は増大する傾向にある。
これに対応する重負荷プロセス向けの大流量排気用ドライ真空ポンプEV-M505S/805S型を開発した(写真49)。
EV-M505S/805S型は内部温度の最適化をはじめとした様々な反応副生成物対策や腐食対策を行うと同時に,省エネルギー性能も大幅に向上させた。これによって,厳しい運転条件となる成膜やエッチング工程においても,優れた耐久性と省エネルギーの両立を実現した。また,メインポンプの大容量化によって大流量排気に対応可能である。
今回開発したEV-M505S/805S型の主な仕様及び特長は次のとおりである。
主な仕様
排気速度:50000~80000 L/min
到達圧力:0.5 Pa
特長
(1)
(2)
(3)
消費電力最大15%削減(当社従来製品EST型比)
写真49 大流量排気用ドライ真空ポンプEV-M505S/805S型 Photo 49 Large capacity dry vacuum pump for harsh duty applications, model EV-M505S/805S
ノズルによる直接溶解方式のオゾン水製造装置OZW型を製品化した(写真50)。
本製品は,ノズルによって発生する渦に気体を巻き込み,渦が崩壊したときに気泡が細分化する現象を利用してオゾンガスを溶解させることを特徴とするオゾン水製造装置である。
本製品の主な仕様及び特長は次のとおりである。
製品仕様【4セルタイプ】
流量:20~60 L/min
O3濃度:5~60 mg/L
製品仕様【6セルタイプ】
流量:20~60 L/min
O3濃度:30~80 mg/L
主な特長(当社従来機種との比較)
①
②
③
写真50 溶解膜レス型 オゾン水製造装置 Photo 50 Direct dissolution type of ozonized water generator
本装置は,300 mmのウェーハ処理工程において,最終段階の最も重要なプロセスの一つであるバンプ形成プロセスで主に用いられる全自動電解めっき装置である。(写真51)。主な特長を以下に記す。
(1)
(2)
(3)
(4)
(5)
写真51 電解めっき装置UFP300A型ハイスループットモデル Photo 51 Model UFP300A high throughput electroplating machine
写真52 銅バンプめっき Photo 52 Cu bump plating
写真53 TSV(銅埋め込みめっき) Photo 53 TSV Cu via fill plating
型式 Model |
UFP300A型ハイスループットモデル UFP300A high throughput model |
適用ウェーハ(mm) Wafer size |
300 |
めっき槽数 Number of plating baths |
4~28槽 4 - 28 |
スループット(wph) Throughput |
40~100(めっき槽数,条件による) 40 - 100 (depends on the number of plating baths and conditions) |
めっき種 Kind of plating |
銅,ニッケル,ハンダ,金,イリジウム など Cu, Ni, Solder, Au, Ir, etc. |
型 式:RSH130~330
機 名:大型単段昇温式第二種吸収式ヒートポンプ
定格仕様:排温水:106 ℃→90 ℃
冷却水:32 ℃→38 ℃
発生蒸気圧:0.2 MPa
給水温度:80 ℃
一般的な特長·機能:大型単段昇温式第二種吸収式ヒートポンプは,排温水や低圧排蒸気又は他媒体の蒸気・液体を熱源とし,低温冷却水条件で高圧蒸気又は温水を取り出してユーザの生産プロセスで利用されるものである。当該シリーズ機は,キャンドポンプの台数を低減し,電力消費量の低減を図った。蒸気の取り出し時は,直接蒸気を取り出してユーザに供給する。従来あった温水循環ポンプが不要のため,コンパクト化によって省スペース化が図れる。このシリーズで発生する最大蒸気圧は0.8 MPa(ゲージ圧)になる。RSH130型の定格条件での最大蒸気発生量は33 t/hになる。
代表的客先:査都(上海)科学技術有限公司(写真54)
型式・台数:RSH130×6台
写真54 査都(上海)科学技術有限公司の納入現場 Photo 54 Large scale temperature boosting absorption heat pump installed in China
[烟台荏原空調設備有限公司]
東京電力(株)福島第一原子力発電所の汚染水処理用の第二セシウム吸着装置(以下SARRYTM)向けに,セシウム/ストロンチウム同時吸着剤を(株)東芝経由で納入した。
福島第一原子力発電所では高濃度の放射性物質を含む汚染水からSARRYTMでセシウムを除去してきた。SARRYTMで処理した汚染水は,淡水化処理装置(以下RO装置)に移送され更に処理されるが,移送時の配管漏えいリスク,またRO装置をメンテナンスする際の作業員の被ばく低減に対処するため,SARRYTMで更にストロンチウムを除去することとなった。このためSARRYTMで使用する吸着剤には,セシウムとストロンチウムを同時に吸着する機能を有することが必要とされた。
この課題を解決するために,日本化学工業(株)と共同でセシウム/ストロンチウム同時吸着剤を開発した。本吸着剤を適用した結果,SARRYTMに供給される汚染水の放射性物質濃度を1/10万以下にすることに加え,放射性ストロンチウム濃度を1/1000以下にすることができた。現在も良好に運用されており,福島第一原子力発電所の汚染水処理に寄与している(写真55)。
※「SARRYTM」は(株)東芝の登録商標です。
写真55 吸着剤拡大写真(参考粒径:600μm) Photo 55 Enlarged photo of adsorbent (reference particle size:600μm)
デジタル簡易無線テレメータシステム
(1)
概要
遠隔監視システムなどの信号伝送において,拠点間の通信には,専用回線テレメータやIPテレメータが利用されてきた。システムを構成する機器が高価なことや通信回線のランニングコストが大きな負担となり,利用者からは設備維持・管理費用の軽減が求められている。
こうした要望に応えるべく,汎用的なプログラマブルコントローラと無線モデムを使用したテレメータシステムの開発を行った(図1)。
デジタル簡易無線は,「登録局」として申請することで,無線局免許がなくても無線局を開設し,利用することができる。
従来の400 MHz帯アナログ無線局及び小エリア簡易無線局は,総務省告示によって周波数の使用期限が平成34年11月末までと定められている。こうしたシステムの更新にも適用できるシステムになる(表3,図2)。
(2)
仕様
デジタル簡易無線テレメータシステムの構成情報は,所定のエクセルシートで管理する。無線局のツリー構造と入出力信号点数などを入力したシートを専用ツールで読み込み,無線局ごとにシステムファイルをSDカードに出力する。
各無線局のプログラマブルコントローラには全局同じ基本ソフトをインストールする。システムファイルが保存されたSDカードを装着して起動すると,プログラマブルコントローラは無線モデムを制御してデータ通信を開始する。
表示パネルは必要に応じて装備し,無線局の基本情報や電界強度,各局との通信周期などを表示する。また,入力信号(DI,AI)の現在値も表示できる(図3)。
(3)
監視システムの展開
本システムは汎用プログラマブルコントローラによって構成されることで,上位の遠隔監視システムとの接続性も確保されている。当社で開発したED Frame※1(センターシステム)やM2M監視サーバ※2を上位に接続することによって,収集したデータを上位システムの機能によって,グラフィカルなユーザインターフェースで表示することが可能となる。
エバラ時報No.235(2012-4)P.18-22参照
エバラ時報No.246(2015-1)P.48参照
図1 無線局の機器構成 Fig. 1 Hardware configuration of wireless station
図2 ネットワーク構成 Fig. 2 Network configuration
主な仕様 Main Item |
内容 Descriptions |
ネットワーク Network |
ツリー型(設計上,階層は無制限) 中継局の階層(親−子−孫−曾孫…) Tree Type (with no limitation in hierarchy due to the design) Hierarchy of relay stations (master- 1st slave- 2nd slave- 3rd slave...) |
無線局 Wireless station |
最大100局(親局,中継局,末端局の合計) 無線局の区分 3R 100 stations at maximum (total number of base, relay and terminal stations) Classification of wireless station: 3R |
通信距離 Communication distance |
最大10 km程度(利用環境による) Approx. 10 km at maximum (depends on usage environment) |
周波数ch Frequency, ch |
351 MHz,30 ch |
伝送速度(無線) Transmission speed (wireless) |
4800 bps |
空中線電力 Antenna power |
5W,2W,1W(切替式) (switching type) |
電波利用料 Spectrum user fee |
540円/年(包括登録1局) 540 yen/year (for a station with a blanket license) |
入力信号点数 Number of input signal points |
デジタル入力(DI),アナログ入力(AI) 1子局以下のDI,AIの合計が100 byte程度 1点当たり DI=1 bit,AI=16 bit(2 byte) Digital input (DI), Analog input (AI) Total DI and AI of one slave station and its subsidiaries: approx. 100 byte. Number of bits per point: DI = 1 bit, AI = 16 bits (2 byte) |
操作出力 Operation output |
DO/AOの操作出力可能 Operation output for DO/AO is possible. |
収集周期 Collection cycle |
最短2秒程度(拠点数,データ数による) Approx. 2 seconds at minimum (depends on the number of stations and data) |
データ蓄積機能 Data storing function |
1分周期データを6箇月間保存(PLCのSDカード) Storing 1-minute cycle data for 6 months (SD card of PLC) |
障害追跡機能 Error tracking function |
通信ログ,電界強度,無線モデム電圧の記録 Recording communication logs, electric field intensity and wireless modem voltage |
表示パネル Display panel |
小型タッチパネル表示(オプション) (各種設定情報,通信状態,DI/AI現在値) Small touch panel display (option) (Various set-up information, communication status, DI/AI present values) |
図3 表示パネル(例) Fig. 3 Display panel (example)
[(株)荏原電産]
本施設は岩見沢市,美唄(びばい)市,月形町を収集範囲とし,ごみ焼却施設とリサイクル施設から構成される。小規模施設ながら高効率ボイラ・タービン発電設備を有し,排ガス再循環システム(EGR)を導入して低空気比燃焼・低NOx運転を実現し,安定運転を確認,継続中である。また契約から竣工までが非常に短期間(27箇月)であったため,様々な工夫を行い建設に当たった。
施設概要(写真56)
竣 工
:2015年3月
公 称 能 力
:焼却施設50 t/d×2炉,リサイクル施設24.9 t/d
燃 焼 設 備
:全連続燃焼ストーカ式焼却炉(エバラHPCC21型)
燃焼ガス冷却設備
:廃熱ボイラ(蒸気条件:3 MPa,320 ℃)
排ガス処理設備
:ろ過式集塵装置,乾式有害ガス除去装置
発 電 設 備
:復水タービン(定格出力:1200 kW)
工 期
:2012年12月~2015年3月
(1)
(2)
(3)
写真56 施設外観 Photo 56 General view of facility
写真57 焼却炉工場製作状況 Photo 57 Incinerator under construction
(株)クリーンパワー山形向け産業廃棄物焼却設備を納入した(写真58)。
竣 工
:2015年1月
公称能力
:95 t/d{[80 t(破砕ごみ)+15 t(汚泥)]/24h×1炉}
焼却炉形式
:旋回流型流動床焼却炉(TIF)
廃熱ボイラ
:最大蒸発量11.8 t/h,常用圧力1.7 MPa,常用温度207 ℃
余熱利用
:蒸気タービン(背圧タービン)700 kW
設備概要
本設備は,流動床焼却炉の特長である流動砂による撹拌・破砕効果を生かし,破砕ごみ(廃プラスチック等),汚泥,廃油,廃液,など,多種多様な産業廃棄物の混焼一括処理を実現し,廃熱ボイラで回収した蒸気は全量蒸気タービンに送気し発電を行っている。
また,最新の燃焼制御システムを採用し,各種排ガス規制を十分満足する環境負荷に配慮した設備となっており,ごみ発熱量や性状の変動の比較的大きい産業廃棄物でも安定的に焼却可能な設備となっている。
写真58 施設外観 Photo 58 General view of facility
[荏原環境プラント(株)]
次に示す廃棄物焼却施設において,老朽化設備を更新して施設の機能を回復し,延命化するとともに,基幹的設備を省エネルギー化して二酸化炭素排出量を3%以上削減する,基幹的設備改良工事を実施した。
いずれの施設においても,ごみ処理能力及び公害防止基準を満足するとともに,3%以上の二酸化炭素排出量削減率を十分満足することを確認した。
安城市環境クリーンセンターごみ焼却施設では,蒸気タービンの更新を実施した。余剰蒸気の有効活用を目的に蒸気タービンの定格出力を増加させ,かつ,タービン形式を復水式から抽気復水式へ変更した。また,従来は高圧蒸気を使用していた脱気器加熱用蒸気に抽気蒸気を使用することで,ごみ処理量並びにボイラ蒸発量は従来のまま,エネルギー回収率を向上させ,これによって二酸化炭素排出量の大幅な削減(表4)に寄与できることを確認した。
納入先
:安城市
なお,発電機は力率を変えただけで既設の発電機を流用した。
施設概要(図4フローシート)
竣 工
:1997年3月
公 称 能 力
:120 t/d×2炉
焼却炉形式
:ストーカ式焼却炉
排ガス冷却方式
:ボイラ式
タービン出力
:1950 kW(従来),2150 kW(改良後)
事業概要
(1)
余熱利用設備:蒸気タービン更新(写真59)復水式から抽気復水式へ形式変更
(2)
電気計装設備:中央監視制御システム更新
(3)
工期:2013年3月23日~2015年3月13日
項目 Item |
保証値 Guaranteed value |
計画値 Design value |
実績値 Actual value |
二酸化炭素排出量削減率 Reduction rate of carbon dioxide emissions |
≧3% | 18.4% | 20.0% |
図4 フローシート(改良後) Fig. 4 Process flow sheet (after modification)
写真59 蒸気タービン(改良後) Photo 59 Steam turbine (after modification)
和歌山県の白浜町清掃センターの水噴霧式排ガス冷却方式の流動床焼却施設では,流動化空気量の削減によって使用電気量を大幅に削減できることを検証し,二酸化炭素排出量の大幅削減(表5)に寄与できることを確認した。
納入先
:白浜町清掃センター
施設概要(写真60)
竣 工
:1995年3月
公 称 能 力
:27.5 t/16 h×2炉
焼却炉形式
:旋回流型流動床焼却炉
排ガス冷却方式
:水噴霧式
事業概要
(1)
燃焼設備:流動床炉床の流動化空気量の削減
(2)
(3)
雑設備:空気圧縮機のインバータ化による更新
(4)
電気計装設備:中央監視制御システム更新
(5)
工期:2012年11月10日~2015年3月31日
項目 Item |
保証値 Guaranteed value |
結果 Result |
二酸化炭素排出量削減率 Reduction rate of carbon dioxide emissions |
≧3% | 18.6% |
写真60 施設外観 Photo 60 General view of facility
写真61 工事前押込送風機 Photo 61 Forced draft fan (before improvement)
写真62 工事後 Photo 62 Forced draft fan (after improvement)
八甫清掃センターでは,運転効率を向上させた最新設備への更新と,省エネルギー型電気機器の全面的採用によって,使用電気量を大幅に削減できることを検証し,二酸化炭素排出量の削減(表6)に寄与できることを確認した。
納入先
:埼玉県久喜宮代衛生組合
施設概要(写真63)
竣 工
:1988年3月
公 称 能 力
:52.5 t/d×2炉
焼却炉形式
:旋回流型流動床焼却炉
排ガス冷却方式
:水噴霧方式
(1)
(2)
(3)
(4)
工期:2013年6月27日~ 2015年3月13日
項目 Item |
保証値 Guaranteed value |
結果 Result |
二酸化炭素排出量削減率 Reduction rate of carbon dioxide emissions |
≧3% | 7.9% |
写真63 施設外観 Photo 63 General view of facility
写真64 給じん装置(更新後) Photo 64 Waste feeder (after improvement)
写真65 押込送風機(更新後) Photo 65 Forced draft fan (after improvement)
[荏原環境プラント(株)]
汚泥再生処理センターは従来のし尿処理施設の機能に加えて,有機性廃棄物を受け入れて,資源化を行い,汚泥・有機性廃棄物の有効利用を図る施設である。汚泥再生処理センターの資源化設備には,メタンガス回収,堆肥化,乾燥,炭化,助燃剤化,リン回収等がある。
資源化設備の選択には,
①地域の実情に即した資源化設備であること,
②より多くの資源回収ができることが求められる。
この二つの条件を満たす処理方式として,同一施設で助燃剤化とリン回収を同時に行い,水処理を行う方式を具す施設「五條市新し尿処理施設(五條市クリーン・オアシス)」を2015年3月に竣工し,同4月から供用を開始している。本施設は,し尿等直接脱水方式による脱水汚泥の助燃剤化と分離液からのリン回収を同時に行う「水ing-Pデニライトシステム」の1号機である(写真66)。
(1)
施設概要
客先名 :
五條市(奈良県)
事業主体:
五條市・吉野町
施設名 :
五條市クリーン・オアシス
処理方式:
処理量 :
48 kL/日(し尿15 kL/日+浄化槽汚泥※33 kL/日)
※農業集落排水0.8 kL/日含む
放流水質:
BOD 100 mg/L以下,SS 150 mg/L以下,T-N 240 mg/L以下,T-P 32 mg/L以下
事業区分:
環境省循環型社会形成推進交付金事業,有機性廃棄物リサイクル推進施設(汚泥再生処理センター)
工 期:
2013/3/22~2015/3/25
(2)
写真66 施設全景 Photo 66 General view of plant
写真67 リン回収リアクタ Photo 67 Reactor for phosphorus recovery
図5 五條市クリーン・オアシス 処理フロー Fig. 5 Flowchart for Gojo city Clean Oasis
鶴岡浄化センター(山形県鶴岡市)並びに守谷浄化センター(茨城県守谷市)内に,再生可能エネルギー発電所「鶴岡バイオガスパワー」「守谷バイオガスパワー」を建設し,発電事業を開始した。
今回の事業スキームは,自己資金で発電設備を建設,両市から購入する消化ガスを燃料として発電を行い,その電気を「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」(FIT)を用いて電気事業者に売却するもので,事業運営期間は20年間となる。
(1)
鶴岡バイオガスパワー(写真68)
施設概要:発電容量300 kW,ガスエンジン25 kW×12台
年間電量:約2000000 kWh(一般家庭 約560世帯分)
事業期間:平成27年10月1日~平成47年9月30日
(2)
守谷バイオガスパワー(写真69)
施設概要:発電容量175 kW,ガスエンジン25 kW×7台
年間電量:約1400000 kWh(一般家庭 約300世帯分)
事業期間:平成27年10月1日~平成47年9月30日
写真68 鶴岡バイオガスパワー Photo 68 External view of Tsuruoka Bio Gas Power
写真69 守谷バイオガスパワー Photo 69 External view of Moriya Bio Gas Power
新型逆作動ダイヤフラムバルブ(<ruby><rb>F弁</rb><rp>(</rp><rt>エフベン</rt><rp>)</rp></ruby>Ⓡ/FVR型)は,主に水道及び民間施設の沈殿池排泥用の空気作動バルブとして開発した製品である(写真70)。停電時や空気源断などの緊急時に流路を閉止し,沈殿池内の水の外部流出を防ぐメカニズムを新たに採用した。
(1)
機器の特長
① 安全性重視 :緊急時,確実に流路を「閉止」。
②コンパクト設計:独自の技術で駆動部を最小化。
③既設本体の利用:駆動部だけの更新で,本体は再利用も可能。
(2)
ラインナップ
6機種(呼び径:100 A~350 A)
型式:100-FVR,150-FVR,200-FVR,250-FVR,300-FVR,350-FVR
(3)
写真70 <ruby><rb>F弁</rb><rp>(</rp><rt>エフベン</rt><rp>)</rp></ruby>:100-FVR型納入事例 Photo 70 Emergency shut-off diaphragm valve, model 100-FVR, installed at customer’s site
「エバダイヤLPH」シリーズは,全国の水道施設で多数の実績を誇る水ing(株)のノウハウを結集した,高機能植物系水道用粉末活性炭である。
厳選した植物系原料を高賦活化した粉末活性炭で,カビ臭物質等の臭気成分の除去に適した細孔構造を有するとともに,その他有機塩素系化合物,界面活性剤,農薬類等に対しても優れた除去特性を示す。また微粉砕化処理を施したことによって,従来の水道用粉末活性炭と比較して原水との接触効率が向上,接触時間等が制約された使用条件においても性能を発揮する粉末活性炭である(表7)。
このため活性炭使用量の明確な低減が期待でき,併せて次の副次的効果も見込まれる。
①
発生汚泥量減少,活性炭使用量削減(CO2排出量減少等)による環境負荷低減
②
発注・荷受回数低減によるハンドリング軽減
③
活性炭による設備摩耗等による設備負荷軽減(写真71)
項目 Item |
エバダイヤ5LPH Ebadia 5LPH |
エバダイヤ50LPH Ebadia 50LPH |
JWWA規格 JWWA standards |
原料 Material |
植物系 Plant-based material |
− | |
ヨウ素吸着性能[mg/g] Iodine adsorption performance |
1480以上 ≧1480 |
1430以上 ≧1430 |
900以上 ≧900 |
メチレンブルー脱色力[mL/g] Methylene blue adsorption performance |
290以上 ≧290 |
280以上 ≧280 |
150以上 ≧150 |
2-MIB価[−] 2-MIB (2-Methylisoborneol) number |
3以下 ≦3 |
− | |
ABS価[−] ABS number |
40以下 ≦40 |
50以下 ≦50 |
|
フェノール価[−] Phenol number |
25以下 ≦25 |
25以下 ≦25 |
|
ふるい残分45μm以上[%] Residue on a 45μm sieve |
10以下 ≦10 |
75μm以上 10以下 ≧75μm ≦10 |
|
pH値[−] pH value |
6~11 | 4~11 | |
塩化物イオン[%] Chloride ion |
0.5以下 ≦0.5 |
0.5以下 ≦0.5 |
|
電気伝導率[μS/cm] Electric conductivity |
900以下 ≦900 |
900以下 ≦900 |
|
乾燥減量[%] Loss on drying |
5以下 ≦5 |
50以下 ≦50 |
50以下 ≦50 |
写真71 エバダイヤ5LPH Photo 71 Powdery activated carbon, “Ebadia 5LPH”
ガードクリーンFCは,汚泥脱水機のパンチングメタルやろ布表面に析出したスケール成分を溶解させ,脱水機の性能を維持するための洗浄剤である(写真72)。
汚泥脱水機の継続使用によって,ろ過部表面にはMAP等のスケール目詰まりが生じ,汚泥含水率の上昇を引き起こすことがある。既に製品化している脱水機洗浄剤ガードクリーンMPは,液体であるためろ過部表面への薬液保持が難しいことから,多量の薬品と長い洗浄時間を必要とした。
新規開発品ガードクリーンFCはスケール溶解成分を泡状化させて噴霧するため,円筒形のパンチングメタルやろ布表面で薬品を保持し,効率的に洗浄できることから,薬品使用量や洗浄時間の削減を可能にした薬剤である。さらに,特殊な洗浄配管増設は不要であり,既設の脱水機でも使用することができる。
写真72 ガードクリーンFCによるパンチングメタル付着スケール洗浄例 Photo 72 Punching metal of sludge dehydrator before (left) and after (right) cleaning, appling new chemical cleaning agent
[水ing(株)]
「○○○型」は当社,グループ会社の機種記号である。
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1966年頃の藤沢工場
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