表1 700 MW-USCプラントBFP仕様
用途 主給水 起動及び予備
容量 t/h 1200 730
吐出し圧力 MPa 38.05 37.26
回転速度 min−1 6000 6300
水温 188.4 184.1
駆動機 蒸気タービン 電動機(流体継手付)
出力 kW 17500 12000
台数 2 1
表2 代表的BFPの仕様
プラント定格出力 容量 全圧力 回転速度 軸動力 効率 台数 出力比
MW t/h MPa min−1 kW % %
500 890 29.67 5500 9999 82 2 4.00
500 1630 30.1 5500 17747 86 1 3.55
600 1000 30.1 5500 11157 83.5 2 3.72
600 1860 33.2 5000 22589 85.3 1 3.76
700 1120 30.6 5500 12711.7 85 2 3.63
1000 1650 30.5 5500 18393.3 86 2 3.68
1050 1700 31.2 6000 19279.5 85.5 2 3.67
表3 BFPの耐力向上策
No注4 劣化事象 原因 耐力向上策
吐出しノズルの減肉 高速流,偏流による浸食 内面にオーステナイトステンレス鋼を盛金
内胴高差圧部の浸食 起動停止頻度増大に伴うメタルタッチシール又は自緊式ガスケットのシール性低下 補助Oリングの併用
初生キャビテーション DSS運用等に伴う小水量運転時間の増大 一段目羽根車入口を小水量設計のものと交換
小配管取付部のクラック発生 小水量運転時間の増大等に伴う脈動影響 管台を剛性の高い構造に変更
芯ずれによる振動 起動停止頻度増大に伴う配管荷重の変化 振れ止め装置の設置
軸受振動の増大 小水量運転時間の増大等に伴う脈動影響 全円型軸受胴体に変更
軸受メタルの損傷 潤滑油中の異物介在による13Cr鋼特有のワイヤウール損傷 主軸ジャーナル部に炭素鋼を盛金
突変振動発生 ギアカップリング歯面の滑り不良によるトルクロック フレキシブルディスクカップリングに更新
スラストデイスクはめあい部のフレッテイング 軸端ナット締付力の低下。デイスク当たり面の経年変形によるデイスク固定の緩み ロッキングスリーブ型軸端ナットの採用
つば付スラストデイスクの採用
中段抽水メカ部品の劣化 吸込カバー側に取り付けられ,内胴回転体取り出しに必要ないため長年未点検となる 吐出カバー側から取り出す構造として,抽水管及び抽水メカ部品を廃止