荏原グループは、対面市場別の5カンパニーになりました。それに伴い、各カンパニーの競争力の源泉であるコア技術、複数カンパニーの共通技術、全社の横断技術からなる荏原グループ技術元素表に更新しました。これらの技術を活かし「熱と誠」で社会に貢献してまいります。
関連する事例
大型ポンプやコンプレッサー、タービンなどの大型製品における芯出しや、真空ポンプ製品におけるすき間調整など製品性能を確保するために必要な組立技術を保有しています。
関連する製品
鋳造プロセスのデジタル化に積極的に取り組んでいます。設計部門で作成した3Dモデルをベースに、3D-CADによる鋳造方案の作成、鋳造シミュレーションによる品質の事前評価、砂型3Dプリンタによる鋳型の製作、3Dスキャナによる鋳造後の品質検査と一連のプロセスをデジタル化することで高品質の鋳造品製造技術を開発し製品適用を進めています。
関連動画
トヨタ生産方式の思想をベースに、工場において効率的な生産を来なうためにIE(インダストリアル・エンジニアリング)を用いた作業分析や動線分析を行い生産ラインの改善を行っています。また、生産シミュレータを用いたレイアウト改善の取り組みも行っています。
関連する事例
関連動画(切削抵抗測定の様子)
関連動画(刃先摩耗観察の様子)
IoTを用いて、工作機械や工場ユーティリティー設備から稼働情報を収集し、稼働状況のモニタリングを行っています。これらのデータを用いて設備時間や稼働率を把握するとともに、異常検知や予防保全にも取り組んでいます。
MES(Manufacturing Execution System:製造実行システム)を用いて生産現場の進捗状況の把握や、作業者への指示を行っています。
プレスポンプなどのプレス製品を加工するために必要な種々の技術を保有しています。成形シミュレーション技術を用いることでスプリングバック(プレス後に元の形に戻ろうとする現象)を予測することができますので、これを見込んだ金型設計をすることで金型の修正加工を無くすことができます。また、プレス部品の接合技術として抵抗溶接やレーザ溶接の技術も保有しています。
関連する製品
関連動画
防食・摺動、付着・接着、濡れ性制御など、製品性能向上に寄与するための材料表面処理(化学修飾、コーティング、シランカップリング処理、プラズマ処理、ポリマーブラシ処理、微細加工など)に関する技術知見を保有しています。
関連する事例
流体機械の内部流れ解析による高効率製品の開発設計技術や、キャビテーション解析による損傷の予知保全技術、流体の計測技術、PIV・油膜法による流体の可視化技術、荏原製品に係わる流れの高度解析技術を有しており、製品の開発・設計・信頼性向上に貢献しています。
関連する事例
冷凍機や冷却塔、地熱発電などの伝熱を伴う製品開発に寄与するため、対象物の放熱、加熱量の測定技術、対象物の放熱量、加熱量を推定する技術を保有しています。
関連する製品
電磁気機器ならびにアクチュエータ一般のハードウェアのモデリング・解析・設計技術、ならびに装置の高速化・高精度化・耐外乱性などの制御設計技術を保有し、メカトロニクス製品の開発設計を支援しています。
金属材料の腐食防食、金属材料や樹脂材料の摺動・摩耗、構造強度に関する基礎技術、応用技術を有しており、特殊環境で使用される当社製品の材料の選定や寿命予測、製品の信頼性向上寄与しています。
関連する事例
熱流体解析、構造解析、振動音響解析、物質移動解析や、これらの連成解析、キャビテーション解析などの混相流解析、原子スケール解析などの多岐にわたる解析技術や、数千コア規模の大型計算機を用いた大規模計算技術、データ同化などのデータ科学技術を駆使して、各事業の製品開発をサポートしています。
関連する事例
仮想現実VR,拡張現実AR,および複合現実MRの各種技術及びこれらのxR技術に高速通信、クラウド、AIを活用する技術を、社内の各種業務へ適用し高度化・効率化を進めています。
関連する事例
理論が未解明または形式知化が困難な問題に対して、データから新たな価値を引き出し、問題を解決するために必要な技術(データの収集、加工、集計、可視化、分析、モデルの作成、AI活用など)を保有しています。
関連する事例
金属3Dプリンタによる造形技術(材料ごとのビーム条件やサポート設計)や変形予測解析技術を保有しています。これらの技術によって、迅速な部品の供給や、複数部品の一体化、トポロジー最適化によるデザイン的設計、試作試験の効率化に寄与しています。この他に、モノづくりにおいても3Dプリンタによる鋳物用の砂型製作や精密鋳造用の消失樹脂模型への活用も進めています。
コンプレッサ胴体など厚さ100mmを超える極厚板の溶接や海水ポンプ向けの二相ステンレスのような高耐食性材料の溶接など、高い品質が要求される溶接技術を保有しています。
これらの溶接はASME等の溶接規格に準じて品質管理が行われています。また、ロボットや溶接カメラ、センサを活用した溶接自動化にも取り組んでいます。
関連する製品
関連動画
溶射やレーザクラッディングなどの表面処理技術を用いて、ポンプ羽根車や軸などに耐食性や耐摩耗性を付与しています。これらの技術は損傷した部品の形状修復にも適用しています。
関連動画
古くて図面が無い部品や他社製品の修理交換のために現物を3Dスキャンや寸法計測して3Dデータ化する技術を保有しています。この3Dデータを用いて、デザインを最適化した上で、3次元積層技術を用いて部品を迅速に製作することができます。
製品の健全性を確認するため浸透探傷検査(PT)、磁粉探傷検査(MT)、超音波探傷検査(UT)、放射線透過検査(RT)などの非破壊検査技術を用いて検査を行っています。また、非破壊検査技術のデジタル化にも取り組んでいます。
製造プロセスへのロボット活用を積極的に進めています。真空ポンプや標準ポンプの自動組立ラインでの活用を始め、溶接工程や塗装工程、研削工程等への活用も進めています。
横断技術