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荏原の経営方針でも重要課題としているダイバーシティ
「人材の活躍促進」の実現について社員たちの目線で語る
#建築・産業カンパニー
#コーポレート
#グローバル
#ダイバーシティ
ALL STORY
G.S
2015年入社/機械システム工学部
マーケティング
風水力機械カンパニー 事業開発統括部
M.T
2021年入社/文学部
調達
コーポレート 業務革新統括部 グローバル調達・SCM戦略部
H.K
2011年入社/経営学部
人事・総務・法務
コーポレート グループ経営戦略・人事統括部 人材開発部
それぞれの現在の仕事内容について。
G.S
お客様の声を通して製品開発を行うマーケティングに携わっています。ポンプをはじめ、荏原の製品は日本でのシェア率が非常に高いですが、そのシェア率の高さの理由の一つが「代理店を介した拡販」でした。しかし、代理店を介することでエンドユーザーの声が聞こえにくく、ニーズを掴めないことが荏原の課題となっていました。こうした課題解決の為、2020年にマーケティング推進課が発足し、私も所属することとなりました。主に、市場開拓や競合他社の分析、未参入市場の展示会訪問による新規顧客の創出、お客様へ直接ヒアリングする機会を増やすことで、マーケットインによる製品開発・新規市場参入を目指しています。
M.T
私は、荏原の製品を作るために必要な部品の調達を行っています。荏原の製品はラインナップが豊富なため、部品も数万件の調達が必要となります。なので、より質が高く、納期が短く、単価の安い商品を仕入れることが私たちの使命です。全ての事業の部品を調達しているので、各事業部のデータ分析や購買のトレンド分析等の戦略も行います。また、事業を俯瞰して課題を見つけ出したりと、部品の原価低減だけではなく、各事業横断のサプライチェーンマネジメントの最適化にも取り組んでいます。最近では、半導体部品が世界的に不足していますよね。社内でも欠品の声が上がっているので、調達のホットラインを立ち上げて新しいソーシング先を見つけたりもしています。
H.K
私は人事開発部という部署に所属しています。部署のミッションは「グローバル市場での持続的成長を実現する多様な人材の獲得と育成」。私はそのなかでも主に、面接など、選考そのものにかかわる「採用」を担当しています。それ以外にも、荏原が求める人材を把握し、それに沿った選考基準・手法を考えること、また荏原に興味を持ってもらうためのアピール方法を考えることも業務の一環です。また多様性の観点から海外での採用にも力を入れており、現地大学での面接やオンライン会社説明会を行っています。これまで韓国・中国・香港・台湾・インド・アメリカなど、様々な国と地域の学生に入社してもらっています。
G.S
私も、韓国の大学在籍時に、現地の大学で荏原の採用面接を受けました。荏原に興味を持ったきっかけは、100年の歴史を持っているところや、世界のインフラを支えているところです。私も入社して、社会に貢献したいと思いました。当時私は、韓国の企業と日本の企業、どちらも検討しながら就活を行なっていました。韓国の企業は「どうやってこの人を落とすか?」という雰囲気の面接が多いなかで、荏原の面接は「どうやってこの人の良いところを引き出せるか?」という雰囲気で、一緒に働けないかを前向きに考えてくれていたことがとても印象的でした。人事の方々がとても優しく、暖かい社風が伝わったので、荏原で働きたいと強く思ったのを覚えています。
決まった道だけではない。人材の活躍を目指してキャリアの変化も多様に。
M.T
私は、荏原エリオットで6年間、調達に携わりました。その後、外資系企業に転職。そして、また荏原にUターン入社しました。調達には、製品を作るための部品や材料を仕入れる「直接購買」と、製品には直接関わらないが会社で必要になるものを仕入れる「間接購買」があります。荏原エリオットでは、コンプレッサを制御する部品などの「直接部品」を担当していました。荏原エリオットのメンバーは私にとって家族のような存在で居心地は良かったのですが、新たなチャレンジをしたくて転職をしました。転職後は、間接部品調達を担当。転職先での仕事もやりがいはあったのですが、直接部品と間接部品の調達を経験して、自分が得意なのは「直接部品」なのかもと思いました。そのタイミングで、荏原にグローバル調達SCMという課ができたという話を聞いて、また荏原に貢献したいという思いもあり、荏原に戻ってきました。
H.K
私は入社後、荏原エリオットに出向し、営業や技術計画といった職種を約6年間経験しました。技術計画という職種は、受注前に顧客と機器のサイズや仕様を決める、技術系の職種です。私は文系出身なので、当初は技術系の職種に不安もありました。しかし、社内教育や周りの方のサポートで少しずつ知識を身につけていきました。この経験と知識が、現在の技術系のキャリア採用の際に役立っていると感じています。実は荏原エリオットに出向していた当時、M.Tさんと一緒に仕事をしたこともあるんですよ。
M.T
そうでしたね。よく一緒に仕事していました。営業と調達は、密に連携を取りますから、社内で頻繁に話していましたね。
H.K
「もっとこの部品の納期を短くして欲しい」とか「もっと安くしてください」とか無理なお願いもしました(笑)。その後、荏原が海外グループ会社の人事を強化するという話を聞き、また当時の人事部に入社時お世話になった方がいたこともあり、人事に異動することにしました。
G.S
私は、ポンプ設計のエンジニアとして荏原に入社しました。最初の数年は仕事を覚えるのにとにかく必死でしたね。5年目を過ぎると、だんだんと仕事に慣れてきて、人間関係も構築でき、仕事では大きな障壁も無くすごく楽になったけど、このままで本当にいいのかなと心のどこかで思っていました。そんな時に入社5年目の研修で、講師に「あなたには可能性があるんだから、殻を破ってもいいんじゃないか?」と言われたことに感銘を受けました。マーケティングなら設計で学んだことを活かせるかもと、新しく立ち上がったマーケティング推進課に異動を希望。当時の上司が、異動に対して背中を押してくれたのが嬉しかったですね。技術系からマーケティングという、大きなキャリアチェンジへの不安はありましたが、この仕事を選んで良かったと思っています。
多様な働き方を取り入れ、ダイバーシティを推進する荏原の未来。
H.K
第二子が生まれたこときっかけに、現在4ヶ月間の育児休暇を取得しています。荏原全体が多様な働き方に対して前向きな雰囲気なので、今回思い切って申請しました。育児休暇を取得して、これまで以上に家族と向き合う時間ができたので、本当によかったですね。
M.T
私が荏原エリオットに入社した2011年と今の荏原を比べると、荏原は変革し続けているなと感じます。コロナの影響によってリモートワークが導入され、働き方もより多様化しています。私の部署は、中途採用で入社した社員や外国籍の社員が多く、メンバーも多様です。それぞれの知見を活かして、チームで一丸となり目標を目指しています。今後も荏原には多様な社員が増えていくと思います。
G.S
私は2022年1月に立ち上がった、社長直轄のダイバーシティ・プロジェクトに参画しています。メンバーは公募から選ばれた20名で、広報・採用・育成・意識改革・サーベイ等の活動をしています。また、メンバー全員で20〜30年後の荏原の未来を考えるために「荏原の未来新聞」を作成し、その実現のため自分たちが何をすべきかディスカッションを行っています。その活動の中で私は、社員の皆さんにダイバーシティプロジェクトの活動内容をメルマガで配信することになりました。メルマガを配信することで、ダイバーシティ推進が素敵なことだと思ってもらえるよう頑張ります。
H.K
これから、荏原はより世界で活躍する企業になろうと考えています。世界には多様な価値観・考え・文化があり、そこで成長していくためには、荏原もより多様な組織になる必要があります。ダイバーシティを推進していくということは、荏原が目指す未来の前提条件だと思います。
G.S
私もそう思います。新しいイノベーションを起こすには、多様な組織になることが必要不可欠です。荏原が推進しているダイバーシティは、性別や国籍などの目に見える違いだけではなく、一人ひとりの経験や考え方、専攻、職歴などの目に見えない違い、つまりタスクダイバーシティの実現です。社内ではまだ認識が薄いところもありますが、少しずつ雰囲気の変化や、さまざまな変革が起きています。ダイバーシティ推進によって、すべての社員が働きがいと働きやすさを感じてチャレンジできる、多様な組織を目指していきたいと思います。
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