2021年11月01日
荏原製作所(以下:荏原)は、国立大学法人室蘭工業大学(以下:室蘭工業大学)およびインターステラテクノロジズ株式会社(以下:IST)と、超小型人工衛星打上げロケットのターボポンプの共同開発を開始いたしました。
当社は8月1日付で、社長直轄のコーポレートプロジェクトとして「CP水素関連事業プロジェクト」を発足しました。本プロジェクトにおける主力テーマの1つは、航空宇宙技術分野です。高度情報化社会の進展に伴い、衛星用ロケットの需要が増えています。当社はこれまでにも外部機関と連携し、ロケット用ターボポンプの技術サポートを行ってきた実績があります。
また、航空宇宙技術分野におけるビジネスアイデアは、2020年に実施した当社の社内公募制の新規ビジネスアイデアコンペティション「E-Start2020」で入賞したチームによって提案されました。その後、事業化に向けた検討が重ねられ、CP水素関連事業プロジェクトとして実現することになりました。
室蘭工業大学航空宇宙機システム研究センターは、ロケット開発を産学連携で推進する拠点「宇宙プロジェクト共創ラボラトリ」を同大学内に開設しました。本年9月より、当社は技術者2名をラボに派遣し、ISTが開発中の超小型人工衛星打上げロケット「ZERO(ゼロ)」のターボポンプの共同開発に着手しました。ZEROは2023年度の打上げを目指しています。
当社は、今回のターボポンプの共同開発を航空宇宙技術分野への参入の布石とし、宇宙輸送インフラ事業における製品開発を今後さらに進めていきます。当社の長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる「進化する豊かなくらしづくり」に貢献していきます。
【本件に関するお問合せ先】
取材のお申し込み:ebr-pr@ebara.com
事業・お取引に関するお問合せ: hydrogen@ebara.com
荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。