エコ・GX事業
世界で問題となっている温室効果ガス、水不足をテクノロジーで解決する

GX(グリーントランスフォーメーション)に取り組み、
クリーンエネルギーを通じて社会変革を起こす
「地球温暖化」はさまざまな気候変動を引き起こす最も重要な問題です。
温室効果ガスの排出を削減し、それを経済成長の機会につなげる社会変革が「GX(グリーントランスフォーメーション)」です。当社もGXを引き起こす技術を開発し、新たなビジネスを展開していきます。
社会課題と荏原のソリューション


製造工程でCO₂を排出しない「ターコイズ水素」製造プロセスの開発
荏原製作所ではメタンドライリフォーミング(DRM)、水素分離、及び炭素捕集を連続して行う循環プロセスにより、温暖化係数が高い炭化水素(メタン)等を固体炭素として固定・有効活用(CCUS)し、二酸化炭素を発生させずに水素の製造を実現する技術「 反応場分離型水素・炭素製造システム」(ターコイズ水素製造技術)の開発を進めています。
この度、2021~2022年度に引き続き、2023年度に開始されるNEDO事業にも採択されました。本事業を通して、協業できるパートナーとの提携を模索しつつ、これらのプロセスの社会実装を目指します。
水素の製造フロー


6億人に水を届ける飲料水供給ビジネス(WaterKiosk®)
人口増加や気候変動に伴い、水不足がグローバルな問題となっています。荏原製作所は、国ごとのニーズに対応した持続可能な水供給のビジネスモデルの構築に取り組んでいます。
その1つとして、2021年にドイツのスタートアップ企業Boreal Light社が展開するWaterKiosk®を通じてケニア国内での飲料水供給ビジネスを支援するスポンサーシップ契約を締結しました。当社製ポンプを含む浄水ユニットを設置し、学校などの地域コミュニティに、安全できれいな飲料水を届けています。
当社ではアフリカなど水が十分に届いていない地域をターゲットとして、「6億人に安定して水を供給していくためのビジネス」をこれからも創出していきます。

脱炭素社会に向けたCCUS(二酸化炭素回収・有効利用・貯留)への取り組み
地球温暖化の大きな要因と考えられている大気中の温室効果ガスを削減するため荏原製作所は、ターコイズ水素製造プロセス以外の技術にも目を向け、二酸化炭素の回収・有効利用・貯留技術の開発ならびにビジネスモデルの構築を行っていきます。
新たな事業創出に向け、荏原グループの技術を活かしつつ、優れた技術を有する企業様との社外連携も積極的に行っていきます。