エネルギーカンパニーは、石油・ガス、電力、水素・アンモニア等の次世代エネルギーを主な対面市場として、「コンプレッサ(空気圧縮機)」「タービン」「カスタムポンプ」などの機器およびアフターサービスを通して、お客さまに最速かつ最も効率的であるソリューションを提供しています。
LNG(液化天然ガス)の製造設備向け極低温ポンプとエキスパンダ、また石油化学プラント向けコンプレッサはともに世界トップシェアを走っています。
なかでもコンプレッサは「プラントの心臓部」といえる製品・サービスです。特にプラスチックの原材料となる「エチレン製造プラント」では世界の約50%に導入され、便利で快適な社会を前進させるコアを担ってきました。海外売上比率は95%、アフターサービスとサポートによる売上を示すS&S比率は60%であり、もっともグローバルにクライアントに寄り添ってきたカンパニーとして、数十年にわたり荏原の技術・品質を世界に示しています。
今、エネルギーを取り巻く事業環境は大きな変革期を迎えています。SDGsのもとに世界が脱プラスチック・脱炭素に立ち向かうなかで、私たちは、事業体の構造改革を行い、便利で快適な社会への前進と共に、エネルギーシフトをリードして脱炭素社会への貢献を目指します。その実現の為に、ポンプやコンプレッサ・タービンで培ってきた特殊流体(気体/液体)圧送技術や極低温技術等の活用や、事業統合により水素・アンモニア等の代替エネルギーを扱いサスティナビリティやサービス領域で新たなビジネスモデルの確立を進めています。
人口増と著しい気候変動のなかで、人々の暮らしのためのクリーンなエネルギーを確保する。世界でまだ誰も乗り越えていない課題をパートナーと力を合わせて解決し、荏原グループがより力強く世界に出ていく先陣を切ります。