新規事業

荏原が保有する技術で、新規事業の創出に取り組む

今後の世界の展望を基にした
新たな社会課題とニーズに対応し、持続可能な社会を支える

荏原グループの新規事業領域

世界中の社会課題の解決に荏原グループの技術を活用するため、さまざまな分野で新規事業に取り組んでいます。コアコンピタンスを課題解決に結びつけ、保有する技術や人材の資本を技術元素表で「見える化」することにより、社内外の連携や共同開発を活性化させ、イノベーションの創発と荏原グループの更なる成長を図っています。事業推進、製品開発、研究の在り方を成長戦略と一体化させながら、未来に向けた挑戦を進めています。

新規事業関連トピックス

水素

つくる、はこぶ、つかう
「つくる」では、廃プラスチックをガス化してつくる水素、メタンを水素と炭素を分離するターコイズ水素。「はこぶ」では大規模サプライチェーンの要となる液体水素ポンプや水素コンプレッサの開発。「つかう」では、ステーション用の水素供給装置や水素焚吸収式冷温水機、水素航空機用の燃料供給ポンプなど。発電、工業、モビリティ、建築産業など幅広い水素市場分野に向けて取り組んでいます。

航空宇宙

宇宙空間の商用利用が拡大するなかで、その基盤となる地上と宇宙を結ぶ新しい輸送インフラの開発が、民間企業主導で急加速しています。当社は、長期ビジョン「 E-Vision2030」で掲げる、進化する豊かな生活づくりに貢献するため、航空宇宙事業の本格的な始動に向け、ロケット部品の製品開発に着手しています。

最先端のロケットエンジン用電動ポンプ開発を推進
ロケットの技術でも特に難易度が高い技術の一つとされるエンジンに搭載されるポンプは、燃料と酸化剤を燃焼室に送る心臓のような重要な役割を果たしています。にエンジン用ポンプを電動化することで、エンジンの保全性や扱いやすさなど新たな価値の提供を目指し、本格的な事業化を目指して開発を進めています。

エコ・GX

地球温暖化、激甚化する自然災害、資源の枯渇といったグローバルに共通する課題は年々深刻化しています。
世界の人口増加に伴い、荏原グループは世界中の6億人の人に水を供給することを目標としています。 グローバルな水不足の問題や新興国での水インフラの整備に対応し、国ごとのニーズに合わせた持続可能な水供給のビジネスモデルを構築していきます。

マリン

荏原グループは、世界の人口増加による水産資源の需要増加に伴う食糧問題や、気候変動による天然漁獲量の減少などに着目。こうした海の課題に対応するため、「海を休める」をコンセプトに、完全閉鎖型の陸上養殖システムの開発に取り組んでいます。 当社の流体・熱制御などの技術を活かし、持続可能で安心安全、美味しさにこだわった高品質・量の供給が可能なシステムの実現を目指しています。

バイオ

荏原グループが強みを持つ熱流体技術やシステムエンジニアリング技術を、再生医療などの医療機器、細胞農業、脱炭素資源といった分野で応用し、新規事業の創出に取り組んでいます。 バイオテクノロジーを活用した最先端の分野で、外部パートナーなどと協業し開発を進めています。